食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

我々は食品と、そしてお互いと関わり合いをなくしているか?

Are we losing touch with our food – and each other?
18 February 2016
http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2016/14881/our-food-future
本日発表した研究は、英国の人々が食生活が便利になると食べものとの関わりが失われるのではないかと心配していることを示唆する
この調査の参加者は、便利な食品がますます増え、オンラインで買い物をするようになり、持ち帰り食品を食べることで、一緒に食べることの社会的文化的重要性が減るのではないかと心配していた。地域や家族で一緒に料理して食べることが少なくなるにつれ、私達の食品が作られるところやお互いとの関係を失いことを心配している。
これはFSAが「我々の食品の将来Our Food Future」について探るために委託した一般との対話で得られた知見の一つである。
Our Food Futureの一環として本日専門家会合が開催されライブで配信される。
報告書はこのサイトからダウンロードできる
その他の知見としては
・「グローバルに考える」ことはまだまだ難しい
・便利なものは明確に利益があるが関係性の喪失には懸念がある
・健康的で品質の高いものは値段が高く贅沢品で上流階級のものになってしまうと思われている
・情報の増加は歓迎されている。食品の表示に世界環境への影響や生産方法についての情報のようなより広範な情報が提供されることを期待している
・政府の役割については概ね知られていない
・消費者の果たすべき役割については大きく見解が分かれる
オンラインで1383人の定量調査、オンライン定性フォーラムは22人、討議的対話は63人