食品安全情報blog過去記事

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その他

  • 法医学の間違い:DNAが無罪の人を捕まえるとき

Forensics gone wrong: When DNA snares the innocent
By Douglas StarrMar. 7, 2016 ,
http://www.sciencemag.org/news/2016/03/when-dna-snares-innocent

  • 裁判所のジャンクサイエンスの遺産を逆転する

Reversing the legacy of junk science in the courtroom
By Kelly ServickMar. 7, 2016
http://www.sciencemag.org/news/2016/03/reversing-legacy-junk-science-courtroom
犯罪科学者はタイヤ痕、指紋、弾痕、かみあとなどの根拠の強さをしばしば過剰宣伝する

  • USDAの科学者でネオニコの批判者であるJonathan Lundgren:内部告発者か制御できない活動家か?

USDA scientist and neonic critic Jonathan Lundgren: Whistleblower or out-of-control activist?
Jon Entine | March 6, 2016 | Genetic Literacy Project
https://www.geneticliteracyproject.org/2016/03/06/usda-scientist-neonic-critic-jonathan-lundgren-whistleblower-control-activist/
昨年10月、USDAの昆虫学者Jonathan Lundgrenは仕事に行くのを止め政府により不当に懲戒を受けたと主張する内部告発訴訟を行った。彼はネオニコチノイドがミツバチの健康の主要原因であるという彼の発見を薄めるまたは取り下げるように命じられたと主張する。また科学的完全性レビュー委員会にも別の苦情申し立てを行っている。先週科学的完全性委員会の人が根拠をレビューしてLundgrenの主張を却下した。それによると彼は「信頼できる妥当性を検証できる根拠を提供しなかった」。さらに彼はUSDAの従業員として2回、旅行に関する不正行為と連邦従業員にふさわしくない行為で停職処分を受けている。委員会の決定後、再び訴える予定で内部告発訴訟を取り下げている。
USDAの倫理規則では、連邦の従業員は個人の利益のために公務を利用してはならない。Lundgrenは長く反化学物質およびオーガニック団体と結びついてきた。オーガニック団体で個人的に講演をすることは可能だがUSDAの公的肩書きで特定企業の活動や製品にお墨付きを与えることは倫理規定違反である。
(活動家達がPercy Schmeiserの後継として期待している人とのこと)

  • EUは除草剤成分の安全性決定を延期:情報筋

EU to defer decision on safety of weed-killer ingredient: sources
Mon Mar 7, 2016
http://www.reuters.com/article/us-health-eu-glyphosate-idUSKCN0W922K
EU情報筋が月曜日に言ったことによると、EUはグリホサートの認可の延長に関する決定を延期する。月曜日に非公開でブリュッセルで行われた会合には28ヶ国全ての国が参加し、グリホサートの認可を2031年まで15年延長するという欧州委員会からの提案を承認すると予想されていた。電子メールでは欧州委員会は会議は火曜日まで続き結果は確認できないという。現在の認可は6月に切れるので、数週間以内に決定が必要である。
匿名を条件に語った2人のEU情報筋は、フランスが先週認可延長に反対すると言い、EU外交官がドイツが棄権を計画していると言っているので今回の会議で結論できるとは思わないという。
会議の前にEFSAはグリホサートががんの原因になることはありそうにないという意見を発表している。この結論がIARCと異なり、この違いで激しい議論になっている。
環境活動家達は禁止を求めている。モンサントはIARCの結論に強く反対している。米国で訴訟をおこしている。

  • いまや50%の人が加工肉とがんの関連を知っている

World Cancer Research Fund UK
50% of people now aware of processed meat cancer risk
8 March 2016
http://www.wcrf-uk.org/uk/here-help/latest-news/50-people-now-aware-processed-meat-cancer-risk
加工肉とがんの関連を知っている英国成人が5年前(男性35%女性33%)と比べて増えた(男性49%女性51%)。