食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

砂糖についてのそう甘くない真実

ARS
The Not-So-Sweet Truth About Sugars
By Rosalie Bliss April 14, 2016
http://www.ars.usda.gov/is/pr/2016/160414.htm
甘味料の化学構造は似ているにも関わらず、全ての甘味料が代謝に同じ影響があるかどうかについての議論がある。USDAの研究者らの行った研究によると健康への影響が少ない砂糖を探すよりは摂取する砂糖を減らすことのほうがより効果的なアプローチであることを示す。
白砂糖、高果糖コーンシロップ(HFCS)、ハチミツを慢性的にボランティアに食べてもらって健康影響を研究した。いずれもブドウ糖と果糖を含むがその割合は異なっている。結果はJournal of Nutritionの10月号に発表された。この研究は耐糖能が正常な28人と耐糖能が異常な27人に毎日50gの炭水化物をどれかの糖で2週間、無作為な順番で1-2週間の間隔をあけて食べてもらった。砂糖の種類によって血糖に差はなかった。どの糖を加えても血中トリグリセリドは増加した。
研究資金の一部はハチミツ協会から出ている。