食品安全情報blog過去記事

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参加と協力による問題解決:FSMAが成功するための二つの要素

Engagement and Collaborative Problem Solving: Two Ingredients for FSMA Success
April 14, 2016 by FDA Voice By: Michael R. Taylor and Stephen Ostroff
http://blogs.fda.gov/fdavoice/index.php/2016/04/engagement-and-collaborative-problem-solving-two-ingredients-for-fsma-success/
FDA食品安全近代化法を履行するために必要な規則を開発するにあたって、我々は新しい決まりについて説明し関係者からのフィードバックを得るための膨大なアウトリーチ活動をしてきた。我々はこれをこの国の農場で働いている人たちと続ける必要がある−なぜなら2015年後半に発表された生産安全性規則は彼らが関与するものだから。
最近南フロリダ柑橘類農場に旅して公開会合に参加して学んだことがある。生産者は新しい規則に従いたいと思っているが、彼らの個別の条件で新しい規則がどう適用されるのか、より明確に理解する必要がある。フロリダの農家にはFSMAとは関係なくたくさんのプレッシャーがある。近年柑橘類の生育不全をもたらす病気が蔓延していて経営が困難で費用が重くのしかかる。特に重要なのは何が要求されているかについての理解である。同時に何が要求されていないのかについての理解も重要である。
例えば農地に井戸がたくさんある農家が水の検査について心配していた。しかし多くの場合、井戸水が作物に接触するような形では使われていない。我々は作物の根に触れる灌漑に使われる水は微生物基準を満たす必要があるが農家には科学的根拠があれば一定の基準を満たす農業用水を使うことができる、と説明した。
地域によりいろいろな条件がある。この旅行は地元の関係者との協力で問題を解決することの重要性を強調した。
FSMAにとっては教育が重要な一部である。フロリダの教育訓練センターではUSDAとFDAがお金を出してFSMA関連訓練を行っている。