食品安全情報blog過去記事

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緑茶抽出物がダウン症の人の「精神機能を増強する」

Green tea extract 'boosts mental ability' in people with Down's
Wednesday June 8 2016
http://www.nhs.uk/news/2016/06June/Pages/Green-tea-extract-boosts-mental-ability-in-people-with-Downs.aspx
Daily Telegraphが化学物質抽出物の学習困難への影響を調べた研究を報道して「緑茶でダウン症が治療できる」という。スペインの研究が、1年間緑茶抽出物のサプリメントを摂ってトレーニングをしたダウン症候群の人の思考力が幾分か改善したことを発見した。この研究では41人のプラセボと43人のEGCGを比較している。24の認知機能検査を行い、そのうち3つでEGCG群が良かった。残りの21の項目に差はなかった。
1日数杯の緑茶を飲むことが問題になることはありそうにないが、専門家はダウン症の人やそのケアをしている人が緑茶抽出物を自己判断で使うべきではないと警告している。
いろいろな製品にいろいろな量のEGCGが含まれ、ある濃度では心臓に影響する可能性がある。研究は進める価値があるが、現時点ではダウン症の人の薬物治療法は存在しない。