食品安全情報blog過去記事

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意見

  • 全てのメジャー及びマイナー家禽種用飼料添加物としてのROVABIO® SPIKY(エンド-1,4-β-キシラナーゼ と エンド-1,3(4)-β-グルカナーゼ)の安全性と有効性

Safety and efficacy of ROVABIO® SPIKY (endo-1,4-beta-xylanase and endo-1,3(4)-beta-glucanase) as a feed additive for all major and minor poultry species
EFSA Journal 2016;14(6):4510 [10 pp.]. 15 June 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4510
この添加物は肥育用鶏と七面鳥、産卵鶏用、交配用に育てている七面鳥、肥育用及び産卵用に育てているマイナー家禽種に認可されており、消費者と環境に安全だが皮膚の感光材や吸入時に有害な可能性があるという結論はこの申請でも有効である。この添加物は産卵雌鶏に有効な可能性があり、この結論は交配用雌鶏にも適用され、すべての産卵用マイナー家禽種に外挿可能である。

  • 全ての種用飼料添加物としての鉄化合物(E1)の安全性と有効性:Poortershaven Industriële Mineralen B.V.が提出した申請に基づく酸化鉄

Safety and efficacy of iron compounds (E1) as feed additives for all species: ferric oxide based on a dossier submitted by Poortershaven Industriële Mineralen B.V.
EFSA Journal 2016;14(6):4508 [26 pp.]. 15 June 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4508
評価対象酸化鉄は57%〜69%の鉄(Fe)を含む。EFSAの FEEDAPパネルは対象動物用の酸化鉄の安全性を結論できなかった、それは(i) 酸化鉄赤の申請が全ての動物種用である、(ii) 動物への生涯投与が排除できない、(iii) 十分な生物学的毒性学的データが得られなかった、ことによる。動物の栄養に酸化鉄を使用することは、消費者のリスクにはなりそうもない。酸化鉄の遺伝毒性の可能性について懸念があるので、あらゆる経路の暴露が有害だと考えるべきである。鉄酸化物は環境中の至る所にある。食物生産する動物の酸化鉄の栄養的な使用からは追加情報はわずかなものだと考えられている。動物の栄養にこの添加物を使用することが環境へのリスクを引き起こす恐れはない。酸化鉄は動物の鉄需要を満たすことのできる鉄源だと考えるべきではない。

  • シアゾファミドの農薬リスク評価ピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance cyazofamid
EFSA Journal 2016;14(6):4503 [24 pp.]. 15 June 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4503
情報不足と懸念が確認された。