食品安全情報blog過去記事

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その他

Natureニュース
Brexit and science: Seven days later
Daniel Cressey 01 July 2016
http://www.nature.com/news/brexit-and-science-seven-days-later-1.20193
投票から一週間、再確認、激怒、人種差別主義など

コンシューマーラボ
Milk Thistle and Liver Formula Supplements
Initial Posting: 7/1/16
https://www.consumerlab.com/reviews/milk_thistle_and_liver_supplements/milkthistle/
オオアザミサプリメントの80%が品質検査に失格。多くは主要成分(シリマリン)が(表示より)少ない

ACSH
Another Look at Artificial Sweeteners and Weight Gain
July 1, 2016 by Ruth Kava
http://acsh.org/news/2016/07/01/another-look-at-artificial-sweeteners-and-weight-gain/
近年発表されている栄養理論で最も議論の多いものの一つがPurdue大学のSusan Swithersの実験をもとにしたものだろう。彼女は食品や飲料中の栄養にならない(NNS-人工あるいは低カロリー)甘味料が砂糖入りのものより肥満を誘発しやすいという説を主張している。これは甘さとカロリー含量の関連がNNSを使うと壊されるからだという。この理論は熱力学の基本原則に反するにもかかわらず、メディアでは注目されている。
オーストラリアのシドニー大学のR.A. Boakes教授らが彼女の結果を再現しようとした。どうなったと思う?彼らの結果はAppetiteに発表される。
彼らはNNSがグルコースで甘くしたものよりラットを早く太らせるという仮説を検証した。全てのラットに普通の餌と水を与え、それから3群にわけた。ひとつはサッカリン0.3%を使って甘くしたヨーグルトも与えた。一つには20%ブドウ糖で甘くしたヨーグルトを与えた。対照群は甘くないヨーグルト。最初は好みを確立させるために両方のタイプのヨーグルトを動物に与えた。予想通り、実験の最後の5週間(実験は全体で15週)、ブドウ糖を与えた群の体重が他の2つの群より重かった。NNSと対照群に差はなかった。食べる量の試験ではサッカリン群は4時間の試験期間中の食べる量は対照群よりほんの少し少なかった−NNSは食べる量を増やして肥満につながるという理論とは違って。
これはたった一つの実験でしかないが、Swithersの仕事が再現できなかったという事実は彼女の仮説を支持しない。またラットでの影響が再現できないとしても、ヒトであてはまるかどうかは問わなければならない。結局のところ食環境や選択は実験室のラットより複雑であるのは間違いがないので。

  • あなたの水に何が入っている?フリントとその他

NRDC
What's in Your Water? Flint and Beyond
June 28, 2016
https://www.nrdc.org/resources/whats-your-water-flint-and-beyond
ミシガン州フリントでの水道水の鉛汚染事故はアメリカ人に安全な水を供給することがいかに不足しているかを強調する。飲料水法の欠点や公務員による説明できないひどい決定を含む複雑で多岐にわたる欠点がある。フリントだけではない。EPAの違反記録を解析して全米の鉛関連問題のマップを作った。我々の研究は2015年に1800万人が鉛基準違反の水を提供されていることを示す。さらに驚くべきことに、フリントの違反はEPAのデータベースに記載されていない。このことは過小報告の重大な問題を描き出す。
銅と鉛のインタラクティブマップ有り
(これは一度でもアクションレベル(15ppb)超過があったところを地図で示したものかな?NRDCらしい煽り。)

  • 大麻業界は最終的には大手企業が優勢となるだろう−その理由

Big Business Could Eventually Dominate the Marijuana Industry -- Here's Why
Sean Williams  Jul 2, 2016
http://www.fool.com/investing/2016/07/02/big-business-could-eventually-dominate-the-marijua.aspx
大麻合法化支持者達は多分それを望んでいない
過去20年の合法大麻の増加には目を見張るものがある。ペンシルベニアオハイオ州での立法者による医療用大麻の合法化に続き、全米の州の半分がいまや大麻業界を支援する法律をもっている。ワシントン、コロラドオレゴン、アラスカの4州は娯楽用の大麻販売も合法化した。
コロラド州で娯楽用大麻の販売が開始されて2年、売り上げは急増して12ヶ月で10億ドル以上になっている。2015年だけでコロラドは合法大麻の税と許可手数料で1億3500万ドルを集めた。大麻市場研究社によると業界全体としては2015年の販売は54億ドルで2020年まで毎年30%の成長が予想されている。これほどの成長力のある業界はないだろう。
(以下中小ビジネスのチャンスにみえるかもしれないがそうでもないという考察、略。挿入されている画像が金・金)

  • 当局がプリンスの医者を調査している:報告

Authorities investigating Prince’s doctors: Report
July 02, 2016
http://www.torontosun.com/2016/07/02/authorities-investigating-princes-doctors-report
FBIとDEAが、プリンスの死因となったフェンタニルの入手法について調査していて、プリンスの主治医2人を調査している