食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

意見

  • 消費者が使用した後のPETを食品と接触する物質にリサイクルするのに使われるPolymetrix (以前は Buhler)テクノロジーに基づく‘Polisan Hellas S.A.’プロセスの安全性評価

Safety assessment of the process ‘Polisan Hellas S.A.’, based on Polymetrix (formerly Buhler) technology, used to recycle post-consumer PET into food contact materials
EFSA Journal 2016;14(7):4463 [13 pp.]. 15 July 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4463
このプロセスで得られるPET(少なくとも67%の未使用のPET材料を含む)は、室温で長期保存される全ての種類の食品と接触する物質の製造に100%使用しても、安全上の懸念とはならない。このPETで作られたトレーは電子レンジとオーブンで使用するべきではない。

  • アクティブな、食品と接触する物質に使用するポリアクリル酸、ナトリウム塩、架橋された、の安全性評価

Safety assessment of the active substance polyacrylic acid, sodium salt, cross-linked, for use in active food contact materials
EFSA Journal 2016;14(7):4533 [7 pp.]. 15 July 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4533
生鮮あるいは冷凍食品の包装に吸収性パッドとして使用する際、安全上の懸念は生じない。この吸収性パッドはこの物質の吸収能力を超えず食品と直接接触しない状態で使用しなければならない。

  • 食品と接触する物質に使用する2,4,4′-トリフルオロベンゾフェノンの安全性評価

Safety assessment of the substance 2,4,4′-trifluorobenzophenone, for use in food contact materials
EFSA Journal 2016;14(7):4532 [7 pp.]. 15 July 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4532
ポリエーテルエーテルケトン(peek)プラスチックの製造に、■■■■■(注:原文のまま)(最終材料に基づく最大検査濃度)までコモノマーとして使用するなら消費者の安全上の懸念はない。

  • 香料グループ評価400 (FGE.400):3-(1-((3,5-ジメチルイソオキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオン

Scientific opinion on Flavouring Group Evaluation 400 (FGE.400): 3-(1-((3,5-dimethylisoxazol-4-yl)methyl)-1H-pyrazol-4-yl)-1-(3-hydroxybenzyl)imidazolidine-2,4-dione
EFSA Journal 2016;14(7):4334 [35 pp.]. 14 July 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4334
この物質は植物や動物に由来する天然素材に生じるとは報告されていない。遺伝毒性に関する安全上の懸念はない。推定摂取量では安全上の懸念は予期されていない。この結論はこの物質の風味改良剤としての使用及び、様々な食品分類の各種食品に特定された最大量までで使用する際にのみ当てはまる。

  • 香料グループ評価313(FGE.313):化学グループ13のα,β-不飽和3(2H)-フラノン誘導体

Scientific opinion on Flavouring Group Evaluation 313, (FGE.313): α,β-unsaturated 3(2H)-furanone derivatives from chemical group 13
EFSA Journal 2016;14(7):4531 [33 pp.]. 14 July 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4531
3物質について評価した。2物質はMSDI アプローチに基づき日常摂取量では安全上の懸念は生じない。1物質については毒性データが求められた。mTAMDIsが構造クラスの閾値を超えるこの3物質には、再評価のために、より信頼できる暴露データが求められた。

  • 食品と接触する物質に使用する、粉にしたヒマワリの種の外皮の安全性評価

Safety assessment of the substance ground sunflower seed hulls, for use in food contact materials
EFSA Journal 2016;14(7):4534 [7 pp.]. 13 July 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4534
室温またはそれ以下で乾燥した食品と接触することを意図したプラスチックに添加物として使用するなら、消費者の安全上の懸念は生じない。この種の外皮は食用に適したヒマワリの種から入手し、この添加物を含むプラスチックは240℃以下で加工しなければならない。

  • 食品と接触する物質に使用するためのジエチル[[3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4-ヒドロキシフェニル]メチル]ホスホン酸の安全性評価

Safety assessment of the substance diethyl[[3,5-bis(1,1-dimethylethyl)-4-hydroxyphenyl]methyl]phosphonate, for use in food contact materials
EFSA Journal 2016;14(7):4536 [7 pp.]. 13 July 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4536
4つの遺伝毒性試験の陰性結果に基づき、この物質に遺伝毒性の証拠はない。この物質は有機リン化合物であるが、溶出が少ないため神経毒性の懸念はない。あらゆる接触条件ですべての種類の食品と接触するPETを作成するための重合に最大0.2% w/w(ポリマーの重量に基づく)まで使用しても、安全上の懸念は生じない。