- 世界の肥満に肉の摂取が寄与
Meat consumption contributing to global obesity
1-Aug-2016
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-08/uoa-mcc080116.php
アデレード大学の研究者らが、BMC NutritionとJournal of Nutrition & Food Sciencesに発表された二つの論文の基礎となる知見を第18回国際栄養食品科学会で発表された。
170ヶ国の肉の摂取量と肥満率を比較。肉の摂取量の多い国が肥満が多い。
http://download.springer.com/static/pdf/257/art%253A10.1186%252Fs40795-016-0063-9.pdf?
- BMIが高いことは心臓発作や死亡リスクの増加と関連しない、双子研究が示す
Higher BMI not associated with increased risk of heart attack or death, twin study shows
1-Aug-2016
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-08/uu-hbn080116.php
4046人の体脂肪率が違う一卵性双生児ペアの研究で、BMIの高い方が心臓発作や死亡率が高いということはない。JAMA Internal Medicineに発表されたスウェーデンのUmeå大学の研究者らによる研究。BMIの高さは2型糖尿病リスクの高さと関連した。
高い方の平均BMIは25.1で、低い方は23.9。
（このくらいなら差が無くても不思議ではないような）
- 高齢者は健康目的でインターネットを使う割合が低い
Low rate of Internet use by seniors for health purposes
2-Aug-2016
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-08/tjnj-lro072816.php
JAMAの8月2日号に発表された研究
2011年に平均年齢75才だった7609人を調べたところ携帯電話の使用は76%、コンピュータは64%、インターネットは43%、メールは40%。インターネットバンキングやネットショップ、SNS、タブレットは20%以下。デジタルヘルス技術の利用はそれより少なく健康情報入手は16%、処方のファイルは8%、病院との連絡は7%、オンライン保険5%。2014年は携帯電話とコンピュータの使用は変化亡く他の技術は少し増加。
（健康食品についても高齢者はテレビや紙のCMばかり見て必要な情報が届いていないとあちこちで言われている）
- コンドロイチン+硫酸グルコサミンは膝変形性関節炎患者に何の利益ももたらさない可能性がある
Chondroitin + glucosamine sulfate may provide no benefits for patients with knee osteoarthritis
2-Aug-2016
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-08/w-cg080216.php
膝変形性関節炎患者164人を対象にしたマルチセンター、二重盲検プラセボ対照RCTの結果、コンドロイチン+硫酸グルコサミンはプラセボと比べて痛みや機能不全に改善は見られなかった。製薬企業が出資して行った独立した専門家からなるデータと安全性監視委員会をもつRCT。Arthritis & Rheumatologyに発表
- エネルギードリンクによる心臓の問題？症例報告が新しい根拠を加える
Cardiac complications from energy drinks? Case report adds new evidence
2-Aug-2016
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-08/wkh-ccf080216.php
Journal of Addiction Medicineの7/8月号に報告された症例報告。
28才男性が吐血により救急に来て調べたところ心拍の早さ以外には異常はなかった。心電図で心房細動が確認された。患者は毎日2本のMonsterエネルギードリンク（1本あたりカフェイン160mg）を飲んでいて他に心拍異常の原因がみあたらない。心房細動は48時間で解消し内視鏡では胃と食道が裂けていることが確認された、原因は多分嘔吐による刺激。その後1年のフォローアップで異常はない。他にいくつかの要因が寄与した可能性はあるがDr. Sattariらはエネルギードリンクが重要な役割を果たしたとしｎ
- 高齢になってからの低体重はアルツハイマー病のリスクを増やす可能性
Lower weight in late life may increase risk of Alzheimer's Disease
2-Aug-2016
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-08/mgh-lwi080216.php
Journal of Alzheimer's Diseaseに発表されたBrigham and Women's病院とマサチューセッツ総合病院の研究者らの研究によると認知機能が正常な高齢者の脳のベータアミロイド沈着は体重が少ないほど多い。Harvard Aging Brain Study (HABS)の一部で62-90才の280人の健康な人についてのデータ。脳のアミロイドはPittsburgh化合物B（PiB）のPET画像解析による。BMIの低さとの関連はこの研究では最も体重の少ない集団である正常体重の人で明確で、アルツハイマー病リスクの高いことと関連するAPOE4遺伝子変異のある人で特にBMIの低さとPiBの沈着の関連が顕著だった。
- 南極海の氷が南の海の魚や鳥の水銀源かもしれない
Antarctic sea ice may be a source of mercury in southern ocean fish and birds
1-Aug-2016
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-08/uom-asi080116.php
Nature Microbiologyに発表された論文によると海氷の細菌が水銀をメチル水銀に変えることができる
