食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

FDAはある種のFSMA法令遵守日時を延長;ガイダンス案を発表

FDA Extends Certain FSMA Compliance Dates; Issues Draft Guidance
August 23, 2016
http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm517556.htm
FDAの食品安全近代化法の履行に向けた動きのなかで、大規模食品施設については来月から最初の主要法令遵守が始まる。FSMA規則の大きな条項については計画通り履行されているが、7つの基本規則のうちの4つの一部の条項についての法令遵守期限を延長して明確にする最終規則を発表した。これはこれらの規則が公衆衛生を保護しつつ可能な限り実行可能であるようにするFDAの継続的努力の一環である。
本日発表されたガイドライン案はハザード分析とリスクに基づく予防的管理の要求を満たす方法についての現在のFDAの考えを説明したもので食品安全計画を作ることについての議論を含み、8月24日からパブリックコメントを募集する。
企業向けガイドライン案:ヒト食品のハザード分析とリスクに基づいた予防計画
Draft Guidance for Industry: Hazard Analysis and Risk-Based Preventive Controls for Human Food
http://www.fda.gov/Food/GuidanceRegulation/GuidanceDocumentsRegulatoryInformation/ucm517412.htm
(企業の人は読んだ方がいいと思うよ。これが全部できる企業ってどのくらいあるんだろう?
HACCPと食品安全計画(FSP)の違いなども書いてある
HACCPは一部の製品で義務化されていて比較的定型に従うのだけれどFSPはそれに乗り切らない部分もカバーする。基本的考え方は同じ。FSPには経済的動機による異物混入の可能性についての考察も含まれている
ハザード分析の手順も説明してあり、参照する情報源も記載。ちなみにGoogle scholarも入っている
考慮すべきハザードの例もある。アレルゲンは日本とはちょっと違うのだが。)