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'15年の健康機能食品の生産実績1.8兆ウォン、前年比12%増加 

健康機能食品政策課 2016-08-11 
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=2&seq=32955&cmd=v
食品医薬品安全処は去年の健康機能食品生産実績は1兆8,230億ウォンで’14年(1兆6,310億ウォン)に比べて11.8%増加し、健康機能食品生産は’11年以後年平均成長率7.4%を記録し持続的に成長していると発表した。
※ 生産実績(億ウォン): 13,682(’11)→14,091(’12)→14,820(’13)→16,310(’14)→18,230(’15)
○特に、去年はにせ物事件にもかかわらず健康管理への関心増加で免疫機能改善製品やビタミンなどのような栄養補充用製品に対する需要が増加したのが生産増加の主要要因と分析される。
○ ’15年国内健康機能食品市場規模は2兆3,291億ウォンで’14年(2兆52億ウォン)に比べて16.2%増加し、’11年以後持続的に成長している。
※ 国内市場規模: 生産+輸入-輸出
※国内市場規模(億ウォン): 16,855(’11)→17,039(’12)→17,920(’13)→20,052(’14)→23,291(’15)-輸出は904億ウォンで’14年(670億ウォン)より34.9%増加したが、輸入も5,965億ウォンで’14年(4,412億ウォン)より35.2%増加して貿易赤字規模が5,061億ウォンで‘14年(3,742億ウォン)に比べて大きく増加した。
□去年の健康機能食品生産実績を分析した結果、主要特徴は▲健康機能食品生産持続的増加▲免疫機能改善製品とビタミン及びミネラル製品の生産大幅上昇▲多様化する個別認定型製品販売などであった。
〈健康機能食品生産持続的増加〉
○ ’15年国内製造業GDPの前年対比成長率は2.3%、それに比べて健康機能食品生産は11.8%増加して成長中。
※ 2015年国内製造業GDP2.3%成長[韓国銀行経済統計システム、2016.7]
○品目別では紅参製品の生産実績が6,943億ウォンで全体生産実績(1兆8,230億ウォン)の38.1%を占めて一番高いシェアを見せたが、‘11年以来シェアが徐々に減少している。
※紅参製品シェア:(’11)7,191億ウォン(52.6%)→(’12)6,484億ウォン(46%)→(’13)5,869億ウォン(39.6%)→(’14)6,330億ウォン(38.8%)→(’15)6,943億ウォン(38.1%)-
紅参製品の次は個別認定型17.5%(3,195億ウォン)、ビタミン・ミネラル11.4%(2,079億ウォン)、プロバイオティクス8.7%(1,579億ウォン)、の順序。
○ 会社別では?韓国人参公社(5,229億ウォン)が’04年から’15年までずっと1位を維持し、次いで?韓国ヤクルト(871億ウォン)である。
○ 健康機能食品製造業社数は487ヶ所で’14年(460ヶ所)から6%増加し、このうちGMP指定会社は’14年208ヶ所から去年216ヶ所でに増え、全体生産額(1兆8,230億ウォン)のうち91.9%の1兆6,751億ウォンを生産した。
〈免疫機能改善製品とビタミン及びミネラル製品の生産大幅上昇〉
○ 去年は免疫機能改善製品の需要が増加して’11年以後減少傾向であった紅参製品の生産実績が6,943億ウォンと’14年(6,330億ウォン)に比べて9.7%増加した。特に個別認定型原料である当帰混合抽出物の生産実績は’14年396億ウォンから’15年714億ウォンと80%急増した。
また、栄養素補充などのためのビタミン及びミネラル製品に対する需要増加で該当製品の生産実績が’14年1,415億ウォンから’15年2,079億ウォンに47%増加した。
○ このような増加傾向は健康管理への関心が増加して免疫機能改善製品と栄養補充用製品に対する需要が多くなったためと考えられる。
○ ビタミン及びミネラル製品に対する需要増加は輸入にも現われて、ビタミン及びミネラル製品の’15年輸入額は2,791億ウォンで’14年(1,945億ウォン)に比べて43.5%増加し全体健康機能食品輸入額の46.8%を占めた。
〈多様な個別認定型製品販売〉
○ 去年個別認定型製品の生産は3,195億ウォンで’14年(3,177億ウォン)に比べて0.6%増加にとどまった。
これは去年にせ物白首烏事件で白首烏等複合抽出物の生産実績が380億ウォンと’14年(1,193億ウォン)に比べて急減したことによったよる。
※ 個別認定型生産額(%は前年比増加率): (’11)1,433億ウォン→(’12)1,807億ウォン(26%)→(’13)2,324億ウォン(29%)→(’14)3,177億ウォン(37%)→(’15)3,195億ウォン(0.6%)○去年生産実績のうち個別認定型健康機能食品は当帰混合抽出物(免疫機能)が714億ウォンで1位(22.3%)を占めたし、白首烏等複合抽出物(更年期女性健康)380億(11.9%)、(中略)、わかめなど複合抽出物(体脂肪減少)183億(5.7%)などの順序であった。
個別認定型製品上位5製品の比重は56.3%(1,799億ウォン)で’14年上位5個製品が70%を占めたことに比べて大幅に減少した。
○ ’15年計89種類の個別認定型製品が販売されて’14年77種類、’13年78種類に比べて多様な個別認定型製品が生産・販売された。消費者の関心が多様な製品(機能性)に分散していることが分かった。
特に、’15年から販売されたオウギ抽出物等複合物(身長が伸びる、266億)、ワイルドマンゴー種子抽出物(体脂肪減少、173億)が上位10製品に含まれた。
わかめなど複合抽出物(体脂肪減少)が190%(’14年63億→’15年183億)、果菜由来乳酸菌(肌健康)が96%(’14年57億→’15年112億)、当帰混合抽出物(免疫機能改善)が80%(’14年396億→’15年714億)生産実績が急成長した。
食薬処は所得増加による健康重視型消費増加で健康機能食品市場の成長につながるため、今後健康機能食品産業発展のために機能性評価体系改善、機能性原料開発テクニカルサポートなどを持続的に推進して行くと発表した。

(身長が伸びるとか、本当に効果があったらいやな予感しかしないけど。産業育成と安全確保を同じ組織でやることの問題が出てるようだ。韓国人参公社は1999年に民営化したもと公社とのこと)