食品安全情報blog過去記事

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食品チェーンの安全性を高めるデジタルツール

Digital tools for more safety in the food chain
04.10.2016
http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2016/40/digital_tools_for_more_safety_in_the_food_chain-198818.html
環境中のパー及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)/ パー及びポリフルオロ化合物(PFC)のような健康に害を与える可能性がある物質で飼料が汚染されると、これらの物質は肉、牛乳、卵などの食品に移行する可能性がある。そのような汚染物質に起因した潜在的なヒトの健康リスクの、より早い解明を目的としたパソコンツールが現在BfRで開発されている。「最初の2つのデジタルツールを用いると、飼料汚染の場合にパーフルオロアルキル化合物がどのくらいの濃度で食品中の牛乳、卵、豚肉に予想されるかをモデル化することが可能である」とドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)長官Dr. Andreas Hensel教授は、「パー及びポリフルオロアルキル化合物/ パー及びポリフルオロ化合物についての第二回専門家フォーラム」でのツールのプレゼンテーション中にドイツ国家及び地方政府機関とともに説明した。この新しいデジタルツールRITOPS と PERCOWは、PFAS/PFCで飼料汚染が確認された場合に素早く対応するために、食品と飼料の安全性に責任のある監査機関に役立つようデザインされている。それらは動物由来製品が引き起こす健康リスクを迅速に推定するのに役立っている。