食品安全情報blog過去記事

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その他

For chronic fatigue syndrome, a ‘shifting tide’ at NIH
Meredith Wadman
Science 11 Nov 2016:Vol. 354, Issue 6313, pp. 691-692
NIHがCFS/MEの研究費を2016年の推定760万ドルから1500万ドルに約2倍にすると発表しさらにいくつかの共同研究センターを提案する。
CDCの研究者らが「慢性疲労症候群」という単語を作ってから約30年近く、多くの研究者らが研究してきたがFDAに認可された診断や治療法はない

  • 各州は科学関連のイニシアチブにどう投票したか

Scienceニュース
How states voted on science-related initiatives
By Puneet KolliparaNov. 10, 2016
http://www.sciencemag.org/news/2016/11/how-states-voted-science-related-initiatives
ワシントンでは炭素税敗北
カリフォルニアでは1箱2ドルたばこ税を上げてそれを公衆衛生計画に使う案が認められ、コロラドでは研究支援敗北、モンタナでは10年で2000万ドルの生命医学研究費を使う提案否決。
オレゴンは各種動物の部位の販売や購入を禁止する野生動物保護が認められフロリダでは議論の多い太陽光発電対策が失敗。そして大麻にとっては選挙は良い結果だった

  • カナダは国の科学アドバイザーにあなたの推薦を望む

Canada wants your nominations for its national science adviser
By Wayne KondroNov. 10, 2016
http://www.sciencemag.org/news/2016/11/canada-wants-your-nominations-its-national-science-adviser
カナダ政府は数週間以内に国家科学アドバイザーの候補者を求める。
また多くの人が米国の大統領選挙の結果、カナダの大学が才能あるアメリカ人を呼びやすくなると考えている一方でカナダの科学に悪影響があると恐れる人もいる。反知性のバックラッシュを教訓にカナダの科学者に象牙の塔から出る必要があるという人もいる。

  • 2017年の栄養トレンドトップ5

The top five nutrition trends for 2017
November 11 2016
http://www.smh.com.au/lifestyle/health-and-wellbeing/nutrition/the-top-five-nutrition-trends-for-2017-20161110-gsmqot.html
1. ミートフリー 
環境、健康、動物の福祉など
2. 機能性食品
スーパーフードのインチキマーケティングに飽きたため「根拠のある」が流行
3. クレンジングではなくクリーン
デトックスは死んではいないが死につつある
4. ブッシュフード
オーストラリアの未開の地の植物
5. 崖っぷちから復活
無脂肪、無糖、不食のような極端なものからバランスに

Asbestos found on Sydney Harbour Bridge during road works
November 11, 2016
http://www.perthnow.com.au/news/national/asbestos-found-on-sydney-harbour-bridge-during-road-works/news-story/ddd283654e75b9865bd705648e40724f
健康の恐怖が急増したがNSW交通大臣は発見したのは2月で今注目されているだけという。政府はこの85年前の建築物の検査に関わった人たちに健康診断をするが通行人は心配する必要はない、という。アスベストが見つかったのはコンクリートの道路板の下で、1950年代からずっとそこにあったと考えられる。

  • Frankstonの幼児の死亡は未殺菌バスミルクに「関連する可能性が最も高い」検視官が発見

Frankston toddler's death 'most likely linked' to unpasteurised bath milk, coroner finds
November 11 2016
http://www.theage.com.au/victoria/frankston-toddlers-death-most-likely-linked-to-unpasteurised-bath-milk-coroner-finds-20161111-gsn5yj.html
希な感染症で血の混じった下痢とコーヒー色の嘔吐のFrankstonの幼児の死亡原因が未殺菌バスミルクの摂取と関連する可能性が最も高いと検視官が判断した。
Audrey Jamieson検視官は、ビクトリア乳製品安全規則で新しい制限があるにもかかわらず、子ども達に未殺菌ミルクを与えている親がまだいることに厳しい警告を行った。
この三歳の匿名の幼児は2014年10月13日に未殺菌Mountain Viewオーガニックミルクを飲んで大腸菌感染の重大な合併症になった。他に4人が同じ月に病気になり、いずれも健康食品店で「バスミルク」として販売されていたミルクを飲んでいた。
警察の調べではこの少年の両親はナチュロパスがこの子を乳製品とグルテンと卵の不耐症であると診断したため食事を変えていた。子どもが死亡する2-3ヶ月前からMountain Viewオーガニックミルクを買っていた。
さらに両親がエホバの証人の信者であるため最初輸血を拒否したことなどで子どもの治療が遅れた。

  • New Brunswickの住人は自宅のラドンレベルをもっと深刻に考えるよう強く求められる

New Brunswickers urged to take radon levels in homes more seriously
November 10, 2016
http://globalnews.ca/news/3060349/new-brunswickers-urged-to-take-radon-levels-in-homes-more-seriously/
New Brunswickの家の21%はヘルスカナダのガイドライン200ベクレル/m3を超えている、とNew Brunswick肺協会のRoshini Kassiは言う。