食品安全情報blog過去記事

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2016年12月6日の会合の議題

COT Meeting: 6 December 2016
21 November 2016
https://cot.food.gov.uk/cot-meetings/cotmeets/cot-meeting-6-december-2016
・新興案件シーシャパイプ
Shisha smoking
https://cot.food.gov.uk/sites/default/files/tox2016-43.pdf
受動喫煙のリスクがあるので公共施設の屋内では認められないだろう
・乳児用食中のヨウ素のリスク
https://cot.food.gov.uk/sites/default/files/tox2016-38.pdf
英国人のヨウ素の食事摂取量は1997 TDSの成人で0.22-0.43mg/day。これは健康な成人にとってリスクとはならないとした。2000年には牛乳中のヨウ素のデータをレビューして、高摂取集団である子どもでもリスクにはならないと結論していた。COMAが1991年に設定したヨウ素の参照摂取量(RNI)は成人が0.14 mg/day、こどもは0.05-0.14mg/dayである。6ヶ月未満の乳児のRNIは50-60 microg/dayである。
2003年にビタミンとミネラルに関する専門家委員会がヨウ素の過剰摂取の影響を詳細に検討した。データは安全な上限摂取量(SUL)を設定するには不十分であるが、バックグラウンドに加えて0.5mg/dayは成人には有害影響をおこしそうにないことが示唆されるとした。2006年にEFSAがヨウ素の耐容上限を成人で600microg/dayとした。この時用いた同じデータで1989年にJECFAがPMTDIを17 μg/kg bw/dayとしている。
日本人成人の平均ヨウ素摂取量は5280 μg/dayで、英国は166米国は209μg/dayである。
アトピーの帰結や自己免疫疾患発症リスクと母親や乳児の食事暴露についての意見案
・子どもの食事中ビタミンAのリスクについてのレビュー更新
・子どもの食事中ニッケルのリスクについてのレビュー
・新規加熱式タバコの毒性学的評価
・塩のカリウムベースの代用品についての声明案