食品安全情報blog過去記事

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FVO査察報告書

  • ドイツ―農薬の認可

DE Germany - Authorisation of plant protection products
09/12/2016
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3718
2016年2月29日〜3月4日にドイツで実施された農薬の適切な管理システムを評価するための査察。農薬の認可承認でかなりの遅延が常態化している。新製品と市販製品の再認可の遅延はEU規則で設定された法の期日を超えている。これは主に、評価に使用する加盟国の基準で、特に環境保護区域で、EUの調整不足が原因となっている。その結果、他の加盟国がすでにEUが同意する原則に基づいて評価していたとしても、ドイツで受けるすべての申請はドイツの要求を満たすために評価される。最初の評価が悪い結果だった場合、申請者からの追加研究と説明を定期的に受ける政策のため、さらに評価の遅延が生じている。農薬の認可システムの弱さから生じる市場参入問題がある。

LU Luxembourg - Authorisation of plant protection products
09/12/2016
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3689
2016年5月25〜31日にルクセンブルグで実施された農薬の適切な管理システムを評価するための査察。資金不足により農薬認可システムは不完全で、他の加盟国が保証する共通の承認認可に基づいた農薬の市販条件を使用している。具体的な国の追加要求がないことで共通認識の機能が高められている。

BR Brazil - Aflatoxin contamination in peanuts
08/12/2016
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3717
2016年5月10〜19日にブラジルで実施されたEU輸出用ピーナッツのアフラトキシン汚染の管理システムが適切かどうか確認するための査察。前回2011年に同じ課題で出された5つの助言の追跡調査も行った。5つすべての助言に対処され、明らかに改善した。輸出業者の自己検査は当局の定期的な検査を必要とし、民間の追加品質管理システムを受ける場合もある。だが、適切なGAPの企業による検証は十分な効果がなく、ピーナッツのアフラトキシン汚染のリスクを増している。サンプリング方法に欠点があり分析結果を信頼できない。RASFF notificationsの回数が多いことを受けて新しい手段をとったが、証明書に求められる情報すべてが含まれていない。