食品安全情報blog過去記事

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ゲノム編集は食品と飼料の安全性と、それによる消費者保護に影響を与えるか?

Does genome editing impact the safety of food and feed and hence consumer protection?
05.12.2016
http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2016/49/does_genome_editing_impact_the_safety_of_food_and_feed_and_hence_consumer_protection_-199426.html
ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)はベルリンのマリエンフェルデで2016年12月6日(火)に開催するシンポジウムを企画している。このシンポジウムでは、いわゆるゲノム編集の方法や食品と飼料のリスク評価の観点からその応用について話し合う。ゲノム編集とは、細胞の遺伝物質(ゲノム)を変化させる新しい方法の総称である。遺伝子編集では遺伝子の照射や化学処理であまり正確ではない方法で長い時間を掛けて交配により誘導した変異や天然におこる変異と同じ修飾を行うこともある。「ゲノム編集は科学の多くの分野に影響を与え、広範に利用される。これらの技術で生産される食品と飼料は安全でなければならない」とBfR長官Andreas Hensel教授は述べた。「包括的な専門知識は適切なリスク評価に不可欠である。食品と飼料の安全性評価戦略を実現させるために、この専門知識は国家レベルだけでなく欧州や世界レベルでも求められている。規制に責任を持つ機関に対する科学的助言の法的委任は、包括的専門知識によってのみ満たされる。」このイベントの計画は以下参照:
http://www.bfr.bund.de/de/veranstaltungen.html.