食品安全情報blog過去記事

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標準化への一段階として食品の真正性を証明する新手法

New procedures to authenticate foods as a step towards standardization
02.12.2016
http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2016/48/new_procedures_to_authenticate_foods_as_a_step_towards_standardisation-199403.html
それがプッリャ州産オリーブオイル、スペイン産イベリコ豚のハム、スコットランドオークニー諸島産12年物シングルモルトウィスキーであるかどうか―これらすべての製品はその品質と高い価格に特徴がある。これらの特性は魚、ハチミツ、肉を含む数多くの食品同様、偽装の魅力がある。確かに食品と成分は記録されている通り追跡できなければならないのだが、関連文書が偽造される恐れがある。「高品質食品の世界規模の貿易を考えると、裁判所で認められるような既知及び新たな偽装両方を検出できる、新しい曖昧でない化学分析方法が必要である」と2016年11月28、29日にドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)で開催された「食品真正性検査のための非標的分析方法の標準化」という国際シンポジウムの場でBfR副長官 Reiner Wittkowski教授は説明した。シンポジウムでは、ドイツ、欧州、北アメリカ、アフリカ、アジア、ニュージーランドからの約100人の科学者が、標準化の科学的課題、新方法の妥当性評価、真正性検査の手順について話し合った。