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一人でお酒を飲む「ホンスル」の増加 

酒類安全管理企画団 2016-12-23
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&seq=34926
‘16年下半期酒類消費・摂取の調査結果
食品医薬品安全処は最近我が国の国民の一人でお酒を飲む‘ホンスル’実態を調査した結果、飲酒者の中で‘ホンスル’が増えていることがわかったと発表した。
今回の調査は去る11月23日から27日まで全国17ヶ市・道に居住する20~40代一般国民のうち最近6ヶ月酒類摂取経験がある2千名(男1,028人、女972人)を対象にアンケート調査した。
食薬処は今回の調査結果、1人暮らしが増えると同時にホンスルが増加し、ホンスルの場合女性が男性よりハイリスク飲酒経験が多いことがわかったと説明した。<1人暮らし増加による婚姻用品を人気>
最近飲酒経験者中(6ケ月内)66.1%がホンスル経験があり、このうち6ヶ月前に比べてホンスルが増えたと回答したのは25.5%だった。
これは1人暮らしが急増し衣・食・住を一人で解決しなければならない生活が飲酒文化にも反映されたと見られる。
※ (統計庁)1人暮らしの割合: ’90年9.0%(102万)→’00年23.9%(414万)→’15年27.2%(520万)
○ホンスル時には度数が低いビールを主に飲み、焼酒、果実酒、濁酒、ウイスキーがその後に続いた。
種類別1回平均ホンスル飲酒量はビール(200ml)4杯、焼酒(50ml)5.7杯、果実酒(100ml)2.6杯、濁酒(200ml)2.7杯、ウイスキー(30ml)3.1杯だった。
○ ホンスル経験者の中で55.8%が他の人と一緒に飲む時とは違うと言い、このうち81.5%は‘一緒に飲む時より軽く飲む’と回答し57.1%は‘度数が低いお酒を飲む’と回答した。
年齢帯別では40代が20~30代に比べて焼酒など度数が高いお酒を好む。
○ ホンスル理由は‘気楽に飲める’(62.6%)という回答が一番多く‘ストレス解消’(17.6%)、‘一緒に飲む人がいない’(7.7%)、‘費用節減’(5.2%)の順序であった。
ホンスル場所は家(85.2%)、酒店・ビアホール(7.2%)、食堂・カフェ(5.2%)の順序で、ホンスル時憂慮される部分は健康(27.4%)、対人関係(14.2%)、飲酒量調節(13.6%)などであった。
一人でお酒を飲む曜日は‘いつでも(42.4%)’が一番多く、主に食べるおつまみはお菓子類(40.9%)、肉類(肉、ソーセージなど)(33.0%)、干し肉・堅果類(26.7%)順序であった。おつまみを食べないという回答も8%に達した。<ホンスル時ハイリスク飲酒経験は女性が男性より多い>
○一人でお酒を飲む時は多くの人と飲む時より飲酒量は少ないが、ホンスル時にも37.9%がWHOが提示したハイリスク飲酒量以上を飲んでいた。
性別では女性(40.1%)が男性(36.1%)よりハイリスク飲酒量の割合が高く、種類別ではビール、焼酒、果実酒、ウイスキーの順序で多く飲む。
※ WHOのハイリスク飲酒量: 純粋アルコール量で男60g、女40g以上。アルコール度数4.5%のビール(200ml)を基準に男8.3杯、女5.6杯、アルコール度数17%の焼酒(50ml)を基準に男8.8杯、女5.9杯に該当
○ホンスル時種類別1回平均飲酒量では男女差があり、女性はすべての種類でWHOが提示した低リスク飲酒量よりたくさん飲む。
男性は種類別1回平均飲酒量がビール4.4杯、焼酒6.0杯、果実酒2.5杯、濁酒2.8杯でWHO低リスク飲酒量(5.6杯、5.9杯、3.6杯、4.2杯以下)と比較すると焼酒を除いてビール、果実酒、濁酒は約1杯程度少なく飲んでいる。
女性は種類別1回平均飲酒量がビール3.6杯、焼酒5.2杯、果実酒2.6杯、濁酒2.3杯でWHO低リスク飲酒量(2.8杯、2.9杯、1.8杯、2.1杯以下)と比較すろとそれぞれ0.8杯、2.3杯、0.8杯、0.2杯多く飲む。
※ WHO提示低リスク飲酒量: 純粋アルコール量で男40g、女20g以下。アルコール度数17%の焼酒を基準に男5.9杯、女2.9杯に該当<年末年始酒席文化不変>
○回答者の69.4%は’16年忘年会計画があり、このうち93.2%は忘年会行事時飲酒計画がある。
酒量計画は‘軽く飲む’が43.8%、‘普段どおり’が34.9%、‘たくさん飲む’が21.3%で、飲酒次数計画は1次会31.3%、2次会57.3%、3次会以上が11.4%だった。
○ また、「不正勧誘及び金品等授受の禁止に関する法律」施行後飲酒文化が変わった (13.6%)または変わるはずである(66.2%)という回答が79.8%だった。
変わったという回答者のうち大部分は以前より軽く飲み、安いお酒にし、飲酒次数が減少したと言った。
食薬処は多くの人と飲む時より一人で飲む時は少なく飲む傾向があるが一人で飲めば飲酒量を慎みにくいし回数多く飲む可能性があるので飲酒頻度と飲酒量をチェックして元気な飲酒習慣を持つことが望ましいと述べた。
また、年末年始を迎え忘年会、新年会計画がある場合健康を思ってなるべくWHOが提示する適正摂取勧告量を基準に飲酒するようお願いする。
○ 健康のための安全な飲酒に関する多様な情報はホームページで確認できる。