食品安全情報blog過去記事

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その他

  • アルゼンチンの研究者が科学省を占拠

Argentina’s researchers occupy science ministry
Valeria Román 03 January 2017
http://www.nature.com/news/argentina-s-researchers-occupy-science-ministry-1.21242
若い科学者が予算カットに怒り恒久的職を否定されたという
12月19日の週からの抗議で12月23日に数百人の科学者の数年の雇用延期が提供された

  • 過去最大の公衆衛生の物語

The Greatest (Public Health) Stories Ever Told
by Berkeley Wellness | January 03, 2017
http://www.berkeleywellness.com/healthy-community/health-care-policy/article/greatest-public-health-stories-ever-told
Johns Hopkins Bloomberg公衆衛生大学院が100周年を記念して「公衆衛生を形作った100のもの」リストを発表した。
‘100 Objects That Shaped Public Health’
http://www.jhsph.edu/news/news-releases/2016/100-objects-that-shaped-public-health.html
その中からいくつかを紹介する。
・蚊帳
経口避妊薬
・分岐針
・異物混入しにくい蓋
・フッ素入り練り歯磨き
・冷蔵庫
・速度超過信号
・歩道
・タバコ警告
公衆衛生の敵
Hopkinsのリストの全てがポジティブなものではない。僅かだが悪いものもある。キャメルのタバコ、日焼けベッド、鉛入りガソリンなどもある
行動へ
Hopkinsのウェブサイトが雄弁に物語るように、公衆衛生は我々全てに影響する。我々Berkeley公衆衛生大学院は間もなく75周年を迎え、公衆衛生向上のためのビジョンを共有する。米国には公衆衛生を教える59の学校と109の公衆衛生プログラムがありそこで学ぶ学生達とともに学んだことを世界中で実行に移していこう

  • 筋肉や関節痛にアルニカ?

Arnica for Muscle and Joint Pain?
by Berkeley Wellness | December 28, 2016
http://www.berkeleywellness.com/self-care/over-counter-products/article/arnica-muscle-and-joint-pain
捻挫や痣、筋肉痛、関節の痛みなどの治療にアルニカを使う人が増えている。この植物はキク科の黄色い花で欧州で何世紀も医療用に使われてきた。今日たくさんのアルニカ製品が健康食品店や薬局で、しばしばホメオパシーとしても販売されている。ここでは局所用製品について述べる・
アルニカは「魔法の治療薬」か?
アルニカには実験室や動物実験で抗菌、抗炎症、鎮痛作用があるがヒトでの研究では結果は一貫していない。Natural Standardでは関節痛や術後の痛み、痣や外傷に対してはグレードC(明確ではないあるいは矛盾した根拠)、筋肉痛に対してはD(しっかりしたネガティブな根拠)である
基本
アルニカの局所使用は長期高濃度でなければ安全と考えられるが使うべきではないものがある(傷に塗らない、アレルギーに注意、成分は不明など)。少なくともそれを塗る行為による緩和はあるかもしれない。最大にリスクはあなたの財布に対してである。

  • Keith DeOrio,医師が専門家にふさわしくない行為で批判される

Casewatch
Keith DeOrio, M.D., Accused of Unprofessional Conduct
Stephen Barrett, M.D.
posted on December 31, 2016.
http://www.casewatch.org/board/med/deorio/accusation_2016.shtml
カリフォルニアのSanta Monicaで「代替医療」を行っていた医師がカリフォルニア医事当局の要求を拒否して免許停止に直面。DeOrioは「包括的でホリスティックな診断と治療」「特別な検査」「東洋の脈診と舌診、ホメオパシー、鍼、栄養相談」「感情スピリチュアルカウンセリング」「赤外線サウナとビタミン静注、最新デトックス」などを宣伝していた。

The biggest stats lesson of 2016
by Jenna Krall | Dec 20, 2016
http://www.stats.org/biggest-stats-lesson-2016/
2016年最大のメッセージは、統計学的問題は聴衆に誤解が生まれないように明確に何度も繰り返し語られなければならないということである。このメッセージは2016年の大統領選挙の予想と結果の乖離で強調される。
これまで多くの記事が選挙の予想の何が間違っていたのかについて扱っているが、この「間違い」を統計学的視点からメディアはどう報道しただろうか?
・サンプリングのエラーと世論調査
・不確実性
・相関誤差Correlated error
助言
選挙後に一部の評論家が言ったこととは違って、データは死んでいない、そうではなくデータの限界がちゃんと報告されていない。しかしOzan Kuruの言うように「予想の失敗理由がなんであれ、人々の認識は大きく毀損された」このダメージから回復するためには統計学的考え方のコミュニケーションを改善するたくさんの努力が必要であろう。