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米国の新ガイドラインによると、乳児期早期にピーナッツを与えたほうがいい場合もある

Behind the headlines:
Some babies should be given peanuts early say new US guidelines
Friday January 6 2017
http://www.nhs.uk/news/2017/01January/Pages/Some-babies-should-be-given-peanuts-early-say-new-US-guidelines.aspx
「米国の新ガイダンスによると、アレルギーのリスクを減らすために、4か月くらいの乳児期にピーナッツを与えるべきだという」とBBC Newsは報道している。このガイドラインは早期暴露がアレルギーのリスクを減らすという英国主導の研究結果に基づいている。
この米国の新ガイドラインは、専門家委員会での議論と英国の新しい研究によってもたらされ、もし、子供が重症湿疹または卵アレルギーを持っているならば、4か月から6か月ごろに、ピーナッツを与えるべきかもしれないと示している。先延ばしにすると、アレルギーのリスクが高まる可能性があるという。
しかし、このガイドラインでは、子供がこれらの深刻なアレルギーを持っているかどうかをまず医療関係者に確認することを薦めている。
アレルギー兆候のない乳児や軽度から中程度の湿疹の乳児には、米国の新ガイドラインは医療関係者のアドバイスがなくともピーナッツを与えることが可能であると薦めている。
現行の英国ガイドラインでは、もし子供がすでにアレルギー(皮膚炎や診断による食物アレルギー)を持っているならば、または、アレルギーの家系ならば、初めてピーナッツを与える前に医療関係者の助言を得るべきであるとしている。(乳児の食物アレルギー:
http://www.nhs.uk/Conditions/pregnancy-and-baby/Pages/food-allergies-in-children.aspx
食物、そのほかのアレルギー家系でないならば、英国ガイドラインは6か月から乳児に砕いた、もしくはすりつぶしたピーナツを与えてよいとしている。ピーナッツを含めナッツ丸ごとはのどに詰まる可能性があるので、5歳までは与えるべきでない。(乳児に与えるのを避けるべき食物:
http://www.nhs.uk/Conditions/pregnancy-and-baby/Pages/foods-to-avoid-baby.aspx