食品安全情報blog過去記事

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意見:厄介な議論だが明確な結果

Opinion piece: A fractious debate but a clear outcome
5 January 2017
https://www.asa.org.uk/News-resources/Media-Centre/2016/Opinion-piece-A-fractious-debate-but-a-clear-outcome.aspx#.WHWb2NPataQ
2017年の第一週、Friends of the Earth によるフラッキングについての誤解を招く主張を止めさせるためにとったASAの対応が全国メディアで報道され、広範な議論をよんだ。しかしその喧噪の中で事実が曖昧になるリスクがある。
そこで明確にする。我々はFoEに、その反フラッキングパンフレットでフラッキングの健康影響や資産価値についての特定の主張を、根拠に基づいて繰り返さないようにと言った。そして二度としないよう確認を求めた。根拠が変わらない限り、広告でこれらの主張を繰り返してはならない。
FoEはASAが「不起訴にした」というが正確ではない。我々は受け取った苦情をしっかり調査して上述のもう繰り返さないという確認を得てこの事例を終わりにした。そのため公式な裁定を発表しなかっただけで「不起訴」ではない。検討した宣伝は二度と広告に使ってはならず、不起訴ではそうはならない。
事例の解決には非公式のものがあり、二度と使わないという確認ができればそうする。これは重要なツールの一部である。
どんな種類の広告であれ、民間企業でも慈善団体でも政府でも、主張には適切な根拠があり人々を誤解させてはならない。
ラッキングは極めて議論の多い問題で意見は極端に分かれている。両サイドが自分たちの主張を認めさせようとする。そのこと自体が悪いわけではない。いつものように我々はどちらの側にも与しない。今回はFoEが間違っているが、フラッキング企業も広告の規則には従わなければならない。
(ASA長官Guy Parkerの写真と名前を掲載してこういうことを言えるのが素晴らしい)