食品安全情報blog過去記事

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その他

  • 天然香料と合成香料:何が違う?

ACSH
Natural and Artificial Flavors: What's the Difference?
By Ana-Marija Dolaskie — January 18, 2017
http://www.acsh.org/news/2017/01/18/natural-and-artificial-flavors-whats-difference-10744
ACSHの小冊子
紙でも購入できるがこのサイトで見ることもできる(ちょっと読みにくい)
例としてバニラ、ブドウ、バナナ

  • インド初のGM食品作物が裁判により立ち往生

Natureニュース
India’s first GM food crop held up by lawsuit
Sanjay Kumar 18 January 2017
http://www.nature.com/news/india-s-first-gm-food-crop-held-up-by-lawsuit-1.21303
科学者がトランスジェニックマスタードのベネフィットについて人々を騙したと非難される
インドのGM食品認可への長期支援は環境活動家が科学者を裁判に訴えたことで遅れている。この、人々を騙したという主張は事実ではないがインドの科学に悪名を着せるためだけに計算された攻撃である、とデリー大学の植物遺伝学者Deepak Pentalは言う。次回の審議は2月に予定されているが裁判がいつ終わるのか誰も確実にはわからない。
インドの農業バイオテクノロジー業界にとって最初の遺伝子組換え食用作物の認可は重大な瞬間で、その後数十のGM植物の道を拓くことになる。インドでは現在綿しか認可されていない。
他の多くの国同様、インドのGM作物は議論の多いもので、研究者らは増加する人口を養うのに役にたつと言うが活動家は安全性と多国籍企業が食糧供給を牛耳ることが心配だと言う。2010年には全国規模の抗議でかつてインド初のGM作物になるはずだったGMナスの商用栽培を諦めることになった。2014年にNarendra Modi首相になってから一部のGM作物の野外試験が再開し2016年9月にGMマスタードが認可されそうになった。しkさい10月7日、インド高裁が反GM活動家による裁判を開始し認可が中断された。

  • 中年女性の摂食障害についての専門家の反応

SMC UK
expert reaction to eating disorders in middle-aged women
January 17, 2017
http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-eating-disorders-in-middle-aged-women/
BMC Medicineに発表された集団ベースの研究で、中年女性の摂食障害を調べ、相当な割合の女性が経験していると報告している
王立精神科医学会摂食障害副部長Agnes Ayton
これは重要な研究で、信頼できる評価法を用いた集団ベースの研究で、リスク要因も同定できている。中年女性の摂食障害は我々が思うより多く、相当数が治療を受けていない。ほとんどの研究は若い人に焦点をあわせているため、びっくりするような数になっている。
この研究の欠点はより高齢の女性をカバーしていないことで、我々の経験からは高齢者にも摂食障害患者はいる。
オックスフォード大学精神科教授Christopher Fairburn教授
これは大規模で質の高い新しい研究であるが、人々の過去の診断をインタビューでするのは非常に難しい。著者らは約15%の中年女性が人生のどこかの時点で摂食障害になったことがあり、過去12ヶ月以内にそうだった人は3.6%としている。これは大きな数字である。そして治療を受けた人が極めて少ない。このことは十代でもそうだった。女性達は患者の多くに医療が役にたつこと、患者は自分だけではないことを知るべきである。

  • セラノスは監視に失格だったと報告された後最後に残った血液検査ラボを閉鎖

Theranos closed its last remaining blood-testing lab after it reportedly failed an inspection
https://techcrunch.com/2017/01/17/theranos-last-lab-inspection-test-fail/
Wall Street Journalが報道している
Second Theranos Lab Failed U.S. Inspection
http://www.wsj.com/articles/second-theranos-lab-failed-u-s-inspection-1484708428

  • FDAは犬5頭を殺した皮膚がんクリームに警告

FDA warns of skin cancer cream that killed 5 dogs
Published January 18, 2017
http://www.foxnews.com/health/2017/01/18/fda-warns-skin-cancer-cream-that-killed-5-dogs.html
FDAは獣医とペットのオーナーに対して局所用がんクリームを飲み込んだ犬が5頭死亡したことを警告
ヒト用のフルオロウラシルクリーム USP 5% (5-FU)、商品名 Carac, Effudex および Fluoroplexはペットには危険である。医薬品はペットの届かないところに置くこと。

  • Reddit画像がNutellaの瓶に本当は何が入っているのかを明らかにすると主張

Reddit image claims to identify exactly what ingredients goes into a jar of Nutella
January 19, 2017
http://www.news.com.au/lifestyle/food/eat/reddit-image-claims-to-identify-exactly-what-ingredients-goes-into-a-jar-of-nutella/news-story/3bf3f47750cd1c72c5f43fad4e4d377f
Redditでシェアされている画像がNutellaの正体を明かすという。ヘーゼルナッツが入っているから健康に良いと思っていたら再考するように、と。
(画像有り)
一番多いのは砂糖でパーム油には他の油より発がん物質が多い、などと主張
(これをヘルシーと思うほうがどうかしてるけど発がん性だのはただの難癖。イタリアから豪州に飛び火)

Fentanyl crisis: Drug overdoses claim unprecedented 914 lives in B.C. in 2016
Jan 18, 2017
http://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/overdose-death-statistics-2016-1.3941224
保健大臣はオタワに連邦公衆衛生緊急事態宣言を要請
水曜日にBC検視庁は2016年の違法薬物による死亡は914人と発表し前年から約80%増加した。11月の記録である128を12月が抜いて142となり、フェンタニルが「ゲームチェンジャー」である。(グラフ有り)

  • B.C.臓器提供者の薬物検査陽性が増加

Positive drug tests for B.C. organ donors on the rise
January 16, 2017
http://www.theprovince.com/news/local+news/positive+drug+tests+organ+donors+rise/12730038/story.html
2013年が7.5%、2015年は12.6%、2016年は23%

  • 第18回 健康と疾患における腸内微生物叢の役割 レポート

Natureカフェ (日本)
http://www.natureasia.com/ja-jp/nature-cafe/reports/18-microbiota
(いろいろ言ってるけど
「健全な微生物叢の概念の定義など、新たな課題も提起された」って何が健全な状態なのかもまだわからないのに、「プロバイオティクスで良くなります」って宣伝してモノを売っていることに良心はいたまないんですか?)