食品安全情報blog過去記事

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FVO査察報告書

  • ウクライナ―生きた動物及び動物製品の、動物用医薬品を含む残留物質及び汚染物質の管理評価

Ukraine―evaluate the control of residues and contaminants in live animals and animal products including controls on veterinary medicinal products
12/01/2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3719
2016年9月5〜16日にウクライナで実施した、生きた動物と動物製品の残留物質と汚染物質にEU輸出用にふさわしい保証が提供されているかどうか管理評価するための査察。概して、ウクライナの残留物監視計画は時宜を得た方法でEUが認可した保証を広くサポートしている。さらに前回の査察から研究所ネットワークの性能は大いに改善されている。だが、物質グループの検査範囲が狭いこと、タイムリーなサンプル検査を妨げる予算制限、不適切なサンプリング戦略、フォローアップ検査がいつも直ちに行われないことで、計画の効果が損なわれている。動物用医薬品の販売と使用に関する公的管理の頻度の少なさに関して、国家規定の制約がEU輸出用製品の残留物に関する保証への管理能力を弱めている。

Portugal―authorisation of plant protection products
08/02/2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3740
2016年6月14〜24日にポルトガルで実施された農薬の管理システム評価の査察。一貫してEUの法に違反した、新規・既存認可製品両方の、また平行取引許可の申請処理に明らかに遅延が増えている。結果として新規製品の利用が制限されている。ポルトガルは製品の認可に他の加盟国の評価作業を効果的に広く利用しているが、他の加盟国の遅延により申請処理は明らかに遅れている。このことはポルトガルの特定課題というよりはEUで期限に合わせることの難しさを示している。

Portugal―marketing and use of plant protection products
08/02/2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3739
2016年6月14〜24日にポルトガルで実施した農薬の管理システムを評価するための査察。よく教育を受けた優秀な職員が管理している。管理では市販製品の認可の確認に焦点を当てた。農薬の登記と製品表示検査の欠点が、生産者が認可に従った農薬を使用しないリスクを増している。前回2012年の査察の助言はほぼ対処されている。

  • ラトビア―オーガニック生産とオーガニック製品の表示

Latvia―Organic production and labelling of organic products
11/01/2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3721
2016年6月14〜22日にラトビアで実施した査察。ラトビアのオーガニック生産とオーガニック製品の表示に関する管理システムは確立し、効果的に実行されている。

South Africa―Export controls - citrus fruits
15/02/2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3751
2016年6月13〜24日に南アフリカ欧州委員会が実施した査察。このテーマの5回目の査察で、今回はEU指令と南アフリカ柑橘類黒斑病リスク管理システムが求める公的輸出チェックの実行に焦点を当てた。国立農薬機構は頑強な管理システムと輸出手段を確立している。だが2016年以後、柑橘類の黒斑病をさらに減らすために改善すべき野外調査と国内の遮断調査にいくつか問題点を確認した。