食品安全情報blog過去記事

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FSAにおけるデータサイエンスの使用についての科学報告書発表

Science Report published on use of data science in the FSA
5 April 2017
https://www.food.gov.uk/news-updates/news/2017/16129/science-report-published-on-use-of-data-science-in-the-fsa
本日FSAは主任科学アドバイザーGuy Poppy教授による新しい科学報告書を発表した。6回目の科学報告書で、Poppy教授はデータサイエンスについて検討し、それがFSAがデータをもとにした組織になるという中心課題を達成するのにどう役立つかを調べた。
Poppy教授は言う:FSAが根拠に基づいた決定をするためには、データはそれをもとに行動できる知識と智慧に翻訳されなければならない。データサイエンス技術の革新は、FSAや食品事業者が集めた膨大な量のデータをより価値あるものにし、最良の決定ができるように保証する。
Chief Scientific Adviser’s Science Report
https://www.food.gov.uk/sites/default/files/chiefscientificadviserssciencereport.pdf
データピラミッド
データ→情報→知識や知見→影響 の順で価値が高まる
(この「価値を高める」作業を認めないのがオリジナルデータじゃないから論文として認めないという業界)
データ解析の事例としてツイッターでの下痢などの単語のつぶやきの数とラボでのノロウイルスの確認件数の関連。
ソーシャルメディアYouTubeで流れている未殺菌ミルクについての情報を調べると圧倒的に間違った情報が多い、等(YouTubeは92%が誤情報)