食品安全情報blog過去記事

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新しい報告書はマイクロバイオーム、室内環境、ヒト健康の関係をより良く理解するための研究課題の概要を示す

New Report Outlines Research Agenda to Better Understand the Relationship Among Microbiomes, Indoor Environments, and Human Health
Aug.16, 2017
http://www8.nationalacademies.org/onpinews/newsitem.aspx?RecordID=23647&_ga=2.108464900.748299035.1502938951-147430040.1465349714
屋内環境でのヒトと微生物についての研究が増加しているが、その相互作用の多くはわかっていない、とNASEMの新しい研究が言う。この報告書はヒト健康と福祉の増進と現在および将来の建物の改良につながるような、屋内環境マイクロバイオームの形成、動態、機能をより包括的に理解するための研究課題を提案する。
この報告で説明されている屋内環境は自宅や職場や学校などの、人々が多くの時間を過ごす場所である。これらの環境にあるマイクロバイオームは、水系やペット、植物、齧歯類、屋内に持ち込まれた汚れなどから建物に入るウイルス、細菌、真菌などからなる。またヒトの皮膚や消化管に住む微生物が屋内環境に入る。
理解を深めるには学際研究が必要である。