食品安全情報blog過去記事

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PFOAの水質基準提案

Proposal for water quality standards for PFOA
19 September 2017
http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Common_and_Present/Newsmessages/2017/Proposal_for_water_quality_standards_for_PFOA
PFOAは既に使用されていないが分解が遅いため地表水に入る可能性がある。慢性暴露基準は魚へのPFOA蓄積を考慮している。安全濃度として48 ng/Lを計算した。この値はヒトや野生生物が生涯にわたって魚を食べても安全である。
フードチェーン移行
水棲生物への生態学的影響をもとにした水質基準ではフードチェーンの影響にとって保護的ではない。PFOAは水棲生物には毒性が低いが魚を介してフードチェーンに入ると問題になる可能性があるからである。そのため生物濃縮データが必要だった。
モニタリングデータとの初期比較ではオランダの地表水ではこの安全基準値を超えていないことが示されている。
デュポンが2012年にPFOAの代わりに使うことにしたGenXについては魚での蓄積データがないため同じ方法では水質基準が導出できない。