食品安全情報blog過去記事

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その他

  • フィプロニルを含む215000個の卵がPlovdivで見つかった

215,000 Eggs Containing Fipronil Were Found in Plovdiv
September 19, 2017, Tuesday
http://www.novinite.com/articles/183389/215%2C000+Eggs+Containing+Fipronil+Were+Found+in+Plovdiv
フィプロニルを含む215000個の卵がPlovdiv(ブルガリア)の倉庫や店舗で見つかった、と地域の食品安全担当部長, Kamen Yankovが発表。卵は押収して破棄されている。取引業者は知らなかったため罪に問われないが生産者は罰せられる

  • 砂糖税議論は政府の苦し紛れを強調

Sylvia Jeffreys: Sugar tax debate highlights government's desperation
By Sylvia Jeffreys
8:48pm Sep 19, 2017
http://www.9news.com.au/national/2017/09/19/20/29/sylvia-jeffreys-sugar-tax-debate-highlights-government-s-desperation
Malcolm Turnbull首相がチャンネルナインに出演して砂糖税提案について議論を拒否

  • オピオイドの過剰使用は増加を続け、オタワはとうとうこの危機に対応を急ぐ

Opioid overdoses keep rising, and Ottawa finally gets moving on the crisis
By David Reevely  September 19, 2017
http://www.ottawasun.com/2017/09/19/reevely-opioid-overdoses-keep-rising-and-ottawa-finally-gets-moving-on-the-crisis
火曜日にオンタリオ政府が発表した新しい数字によるとオピオイド過剰使用による救急訪問が年76%増加した。
臨時の監視下での薬物使用場所をオープン

  • がん患者はより高度な技術だけではなくより良いケアが必要

Natureコメント
Cancer patients need better care, not just more technology
19 September 2017
Richard Sullivan, C. S. Pramesh & Christopher M. Booth
http://www.nature.com/news/cancer-patients-need-better-care-not-just-more-technology-1.22644
最新の医薬品と技術でがんを治療するのはお金がかかるが世界的な生存率を改善しないだろう、と警告
多くの低から中所得国ではがんの治療を受けようと道に何百人も行列を作っているのはよくあることで、治療可能ながん患者が化学療法は受けられるが放射線や手術は受けられないのもよくある。一方豊かな国では新規医薬品の開発や新しい技術が推進されているが、最良の見積もりでも持続不可能である。
我々は過去15年間40ヶ国ほどで臨床研究者として働き国のがん対策について1ダース以上の研究を行ってきた。我々の経験と20年以上に渡って集めた疫学やその他データは、がん対策がうまくいっていない国は政治的、経済的、社会的原因でそうなっている。
世界中の1600万人のがん患者の生存と福祉を改善するには、研究者、医師、政策決定者、患者団体は教育、スティグマ、訓練、スタッフに集中して正しいときに正しい患者に正しいケアが行われるようにしなければならない。
(以下豊富なデータ)
コストを考慮せよ
三つの大きなシフト
・世界的に考え方を変える メディアの誇大広告が新しいほうが良いに違いないという認識を増加させている
・人的資本と社会資本に投資せよ
・説明責任の基準とシステムを実装せよ

  • P値の「画一的」閾値に批判

Natureニュース
'One-size-fits-all’ threshold for P values under fire
Dalmeet Singh Chawla 19 September 2017
http://www.nature.com/news/one-size-fits-all-threshold-for-p-values-under-fire-1.22625
科学者が統計学的に有意な知見をより難しくする提案に反論
7月に発表されたP値の閾値を低くするよう呼びかける提案に対して9月18日に88人の研究者からなるグループが、学者が特定のP値を使うことを正当化するほうがより良い解決法だろうという。
研究者らはP値の閾値を下げるとますます発表されない論文が増えることを心配する。(結果がネガティブだと発表しない)そうではなく、研究者が実験をする前にその実験にとっての閾値を選択してどうしてそれが正当なのかを説明すべき、という。
(いずれにせよ現状のP<0.05なら有意だとしてハッキングする使い方は問題があるという認識は一致。)