食品安全情報blog過去記事

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意見等

  • ゾキサミドについての農薬リスク評価ピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance zoxamide
EFSA Journal 2017;15(9):4980 [25 pp.].25 September 2017
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4980
ゾキサミドをワインや食用ブドウやジャガイモに対する防カビ剤として用いる際の、一般的な使用法に基づいてピアレビューを行った。用いられたエンドポイントは信頼できるものであり、規制に基づくリスク評価に適したものであった。規制の枠組の中で要求される情報に欠落がみられたため、それをリストアップした。いくつかの懸念事項が確認された。

Public consultation: DRVs for sodium
29 September 2017
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/170929
EFSAは、ナトリウムの食事摂取基準(Dietary Reference Values: DRVs)について科学的意見案のパブリックコメントの募集を開始した。特に、評価においてどのように証拠を選択し使用するかについての意見・進言を求めている。
評価の一環として、ナトリウムの摂取と循環器系疾患や骨の健康状態などの健康診断結果との関係について、系統的に文献を再検討する予定である。
EFSAの食品・栄養・アレルギーに関するパネル(Dietetic Products, Nutrition and Allergies: NDA)は、証拠の収集、選択、評価、統合のために踏むべき段階を説明した調査書案を作成済みである。
この調査書案は、科学的評価のデータと証拠に対応するEFSAのPrometheus手法(Promoting Methods for evidence use in scientific assessments: 科学的評価において証拠の利用する方法を推進する考え方http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2015.4121/epdf)に従って作成された。
関係者は、2017年11月12日までに、提示された調査書案についてや評価における他の事項についてコメントを提出するよう求められている。
意見の原文書と調査書案は、受け取った意見に照らして改訂されることになる。そして完成した評価は、DRVsについての助言を含め、二回目のパブリックコメント募集に利用できるようにされる。
・ナトリウムの食事摂取基準に関する科学的意見案についてのパブリックコメント募集の告知
Public consultation on draft scientific opinion on dietary reference values for sodium
29 September 2017
http://www.efsa.europa.eu/en/consultations/call/170929

European Parliament president visits EFSA
25 September 2017
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/170925
欧州議会の議長であるAntonio Tajani氏が2017年9月25日に欧州食品安全機関(EFSA)を訪れ、EFSAの事務局長Bernhard Url氏と面会し、全職員に対して演説をした。
これは、欧州議会の議長が初めてEFSAを訪れた記念すべき機会である。
Tajani議長はEFSAの職員に、食品関連問題に関して欧州議会が政策決定するのにEFSAが支援的な重要な役割を果たしていることと、その科学的助言に欧州議会が高い敬意を払っていることについて話した。
「今後数年にわたり、私達を代表する欧州議会とその市民は、私達の健康を守りまた私達がEUの成長と繁栄を成し遂げるために、EFSAの科学的な専門知識を頼り続けるだろう。私は、EFSAとその重要な仕事を、自らと欧州議会が支援していくことを誓う」、とTajani議長は述べた。
EFSAの事務局長はそれに応じ、「EUの機関として、私達は欧州市民の役に立つ準備ができている。今日はEFSAと欧州制度との関係を再確認するために、直接支援者に説明する重要な機会である。Tajani議長をEFSAにお迎えできて光栄です」と述べた。