食品安全情報blog過去記事

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論文

  • 農業、環境、毒性学的性質への遺伝子組換えトウモロコシの影響:21年のフィールドデータのメタ解析

Impact of genetically engineered maize on agronomic, environmental and toxicological traits: a meta-analysis of 21 years of field data
Elisa Pellegrino et al.,
Scientific Reports volume 8, Article number: 3113 (2018)
1996年から2016年までの間に発表された、遺伝子組換え(GE)トウモロコシの収量、質、非標的成分、標的生物、土壌バイオマス組成に関するピアレビューのある研究の解析。GEトウモロコシはそのほぼ同系の系統に比べて収量が多く(5.6 ―24.5%)、カビ毒が少ない(−28.8%)、フモニシンは −30.6%トリコテセンは−36.5%。Braconidae以外の非標的生物には影響せず、生物地球化学循環パラメータはあまり変わらないがバイオマス分解はGEトウモロコシのほうが高い。結果としてGEトウモロコシの栽培は、主に穀物の質の高さとカビ毒へのヒトの暴露量を減らすので、支持できる
(カビ毒に関しては、有機栽培のものが最も汚染されていて次いで慣行栽培、そしてGMなので、健康のためには圧倒的にGM。)

  • Nature

若者特集
Adolescence
https://www.nature.com/collections/vbmfnrsssw
Natureコメント
スマートホンは一部の十代には悪いが、全てにではない
Smartphones are bad for some teens, not all
21 February 2018
https://www.nature.com/articles/d41586-018-02109-8
オフラインで既に困難を抱えている若い人々がオンラインライフでもより大きな負の経験をするだろう、とCandice Odgersは書く