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ムール貝などの春シーズン水産物の摂取に注意

2018-03-15 農畜水産物安全課
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=3&seq=40983
―今年に入って初めて麻痺性貝毒の基準値超過―
食品医薬品安全処は、ムール貝で麻痺性貝毒が去年に比べて一月も早く検出されたため、ムール貝、牡蠣など貝類の摂取に注意が必要であると発表した。
今回の麻痺性貝毒は、最近の気温及び水温の上昇によって例年に比べて早く検出されているため、検出海域が早く拡大する懸念があることから、安全管理を強化する予定。
貝毒は、海水温度が15〜17°Cの頃ピークとなり、18°C以上に上昇する6月中旬以降は自然消滅する。貝毒による食中毒では、主に口周辺麻痺及び頭痛、悪心、嘔吐などの症状が伴われ、重症の場合には筋肉麻痺、呼吸困難などが現れる。
また、国内で流通する水産物について17の市や道とともに回収・検査をして、検査の結果許容基準を超過した場合、生産海域水産物の採取・出荷禁止、流通販売水産物回収・廃棄などの措置を講じる。
なお、春シーズンの水産物における貝毒からの安全管理のため、海洋水産部·地方自治体と合同で、去る3月2日からムール貝、牡蠣、アサリなどを検査した結果、釜山沙下区甘泉と慶南巨済市菱浦沿岸の天然ムール貝(イガイ類)で麻痺性貝毒が基準値(0.8mg/kg)の超過が認められた(2.39∼2.62mg/kg)。
食薬処は、貝類を冷凍‧冷蔵したり加熱‧調理しても、貝毒が分解されることはないため、貝類採取禁止海域で任意に貝類を採取して摂取する事がないように注意呼び掛けている。
また、消費者が安全に購入できるように海域別貝毒発生状況と品目別検査結果などの関連情報を随時以下のウェブサイトで提供している。
食薬処ホームページ(www.mfds.go.kr) 告知事項(공지사항)
食品安全国(www.foodsafetykorea.go.kr) 水産物安全情報(수산물안전정보)
国立水産科学院(www.nfrdi.re.kr) 予報‧速報(예보‧속보)