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地域の子供の食生活の安全性と栄養水準の向上

2018-03-28 食生活栄養安全政策課
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=6&seq=41194
−2017年版子供食生活安全指数調査結果発表−
韓国の子供の食生活の安全性と栄養管理水準が3年前と比べて全般的に向上したことが明らかとなった。
「子供食生活安全指数」の調査結果は、2017年の平均が73.27点であり、2014年(67.54点)に比べて5.73点高かった。
調査対象は228自治体。内訳は、特別市·広域市の自治区(69)、自治市(77)、郡(82)。
このような結果には、地方自治体が学校周辺において子供が嗜好する食品に対する安全管理を強化し、子供給食管理支援センターを運営‧拡充するなど、子供の食生活安全管理のために努力したことが反映される。
*子供給食支援センター設置率: 62.27%(2014年) → 90.77%(2017年)
昨年の子供食生活安全指数は、地方自治体の68%が70〜80点の範囲に分布し、2014年では大多数(64%)が60〜70点に分布していたのと比較すると、自治体の食生活安全・栄養管理水準が全般的に向上している。
80点以上の評価を受けた自治体は18ヵ所。内訳は、大都市6ヵ所(ソウル城東区、釜山影島区、沙上区、仁川中区、蔚山東区、北区)、中小都市5ヵ所(江原道江陵市全羅北道益山市、井邑市、南原市、金堤市)、農漁村7ヵ所(京畿道加平郡、江原道鉄原郡、忠清北道永同郡、忠清南道洪城郡、全羅北道鎮安郡、全羅南道谷城郡、霊岩郡)。
全国で一番高い点数を受けた全羅北道南原市(82.35点)を含め、優秀自治体18ヵ所は去る3年間学校食中毒が発生しておらず、栄養教育及び広報など、子供食生活環境改善にも積極的であると評価された。
食生活環境に基づいて3圏域に分けてみると、大都市は73.50点、中小都市は73.11点、農漁村が73.58点で大きい差はなかったが、安全分野は農漁村が、栄養分野は中小都市が、認知・実践分野は大都市がやや高いという結果であった。
*安全分野: 農漁村(32.81/40点)、栄養分野: 中小都市(26.57/40点)、認知・実践: 大都市(14.83/20点)
なお、子供食生活安全指数は「子供食生活安全管理特別法」によって食薬処が全国228地方自治体における子供の食生活安全管理努力と水準を評価して数値化した指標であり、3年ごとに評価が行われる。
*評価項目: 食生活安全(40点)、食生活栄養(40点)、食生活認知・実践(20点)の3分野における29項目(総点100点)。