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市販流通食品用の器具、容器および包装物中のビスフェノール類は安全な水準

2018-04-02 添加物包装課/添加物基準課
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=4&seq=41266
ビスフェノールAおよび類縁物質の調査結果を発表−
世間一般に流通中のポリカーボネート、ポリエーテルスルホン等の合成樹脂を素材とする水差し、カップ、密閉容器など、食品用器具及び容器‧包装物からのビスフェノール類溶出量を調査した結果、安全な水準であることが明らかとなった。
*調査対象のビスフェノール類: ビスフェノールA、S、F、B、P、Z、AF及びAP
調査の結果、回収‧検査した234製品全てにおいてビスフェノール類は検出されなかった。食品用器具、容器および包装物からのビスフェノール類の溶出の可能性は非常に低いことが確認された。
調査方法は、スーパーマーケット、デパート、キッチン用品専門店やオンラインで流通している合成樹脂材質(ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、ポリプロピレンなど11種類)で作られたボトル、コップ、密閉容器、乳児用哺乳瓶など234製品を購入し、ビスフェノール類溶出試験を実施した。
*材質(11種類): ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリシクロヘキサン-1,4-ジメチレンテレフタレート(PCT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アクリロニトリルスチレン共重合体(AS)、ポリ乳酸(PLA)、シリコン(Si)、熱成型ポリウレタン(TPU)、食品用コーティング缶(Can)
*検査製品(234製品): ボトル(42製品)、密閉容器(40製品)、コップ(37製品)、乳児用哺乳瓶(26製品)、器(15製品)、調味料瓶(11製品)、おたま・スプーン(10製品)、まな板(7製品)、食品用トレー(6製品)、食品用コーティング缶(31個)、および成型ストロー・フライ返しなど(9製品)
*溶出試験: 食品に接触する面を溶出溶液(水、4%酢酸、50%エタノール及びn-ヘプタン)に接触させ、一定の温度および時間条件で溶出溶液に溶出したビスフェノール類の量を測定する。