食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

その他

  • 需要に応じて帝王切開:医師は陣痛を避けるために妊娠女性に医学的理由はいらないという

C-sections on demand: Doctors say pregnant women don't need a valid medical reason to avoid labour
https://nationalpost.com/health/c-sections-on-demand-doctors-say-pregnant-women-dont-need-a-valid-medical-reason-to-avoid-labour
患者が希望すれば医師にはそれを提供する責任があるとカナダの産婦人科医はいう
カナダ産科婦人科学会が長く維持してきた帝王切開への立場を軟化させた。帝王切開の選択権は女性にある。利点や欠点についてしっかり説明を受けた後、それでも女性が計画的帝王切開を希望すれば、医師はそれを提供するあるいは提供できる医師を紹介しなければならない。SOGCが火曜日に発表した声明で述べた。

Ontario law requires all dogs and cats be immunized against rabies
https://www.baytoday.ca/local-news/ontario-law-requires-all-dogs-and-cats-be-immunized-against-rabies-967140
予防接種をしないと高額な罰金

  • Winnipegに西ナイルを運ぶ蚊が初めて到着

First mosquitoes carrying West Nile arrive in Winnipeg
June 27, 2018
https://globalnews.ca/news/4300082/first-mosquitoes-carrying-west-nile-arrive-in-winnipeg/
ヒトでの感染例はないが捕まえた蚊に発見された
蚊対策を薦める

  • いかにして緑の党による反バイオテクノロジー運動がドイツの政治を捕らえ、それが何故ドイツの将来の遺伝子編集革新を滅ぼそうとしているか

How the Green Party-Led Anti-Biotechnology Movement Captured German Policy and Why it Endangers Germany’s Future Innovation in Gene Editing
Wolfgang Nellen, Emeritus Professor of Genetics, University of Kassel | June 27, 2018
https://geneticliteracyproject.org/2018/06/27/how-green-party-led-anti-biotechnology-movement-captured-german-policy-endangers-germanys-future-innovation-gene-editing/
ハイライト
緑の党のバイオテクノロジー反対はGMOインスリン拒否に始まる
グリーンピースは私的会合では科学を支持すると約束して公には恐がらせるようなイメージや間違った情報を広める
・反GMO活動家はCRISPRやその他シスジェニックNBTに烙印を押そうと集中的に活動している
(非常に長い記事。ノンGMO認証が非常に成功したビジネスになっているとのこと)

Science-based policy making: reality or fake news?
‎2018‎年‎6‎月‎25‎日By Daniel Guéguen
https://www.euractiv.com/section/agriculture-food/opinion/science-based-policy-making-reality-or-fake-news/
「科学、人々の意見、そして政策決定」特別シリーズの一部
「根拠に基づいた政策決定」がJuncker委員会の重要スローガンだった。しかし現実はほど遠い
エビデンス」という言葉は事実と科学に基づいた客観性を意味する。しかしEUで最近おこった無数の事例は、特にグリホサート問題については、理論と現実は大きなギャップがあることを明らかにした。EUでは決まり文句が科学より強く感情が客観性に勝つ。
二つの疑問が思い浮かぶ:立法者にとっては、グリーンピースが集めたグリホサート反対の署名のほうがEFSAやECHAの意見より重要なのか?そして何故農薬企業や農家はグリーンピースのような活動ができなかったのか?
まず第一に優先すべきこととして、EUの機関への信頼性回復が必要であると思う
二つ目は欧州貿易団体が目を覚まして調整すべきである。EUの課題がNGOによって決められるのは正常か?そうではなかろう。
三つ目は欧州委員会の規制作成の透明性を高めシンプルにすべき

  • マヤ文明はチョコレートをお金として使った

Scienceニュース
The Maya civilization used chocolate as money
By Joshua Rapp LearnJun. 27, 2018
http://www.sciencemag.org/news/2018/06/maya-civilization-used-chocolate-money
Economic Anthropology

  • ナイジェリアでは学問的剽窃を巡る戦いが過熱

In Nigeria, a battle against academic plagiarism heats up
By Linda NordlingJun. 27, 2018 ,
http://www.sciencemag.org/news/2018/06/nigeria-battle-against-academic-plagiarism-heats
6年前、ナイジェリアのRedeemer’s大学の化学者Emmanuel Unuabonahはある論文を読んで「裏切られた」と思った。ナイジェリアの研究者がドイツの研究者の論文からコピーしたデータを自分のものだとしてナイジェリアの雑誌に発表していたのをドイツから来たその研究を行った同僚から見せられたのだ。それはナイジェリアの科学にとって良くない。
その経験からUnuabonahはナイジェリアの学術界における剽窃問題と戦うムーブメントの主導者になった。ナイジェリアには公立私立150以上の大学がある
(以下いろいろ)

  • プレスリリース 健康とニュース源からの混合したメッセージが英国成人を栄養について混乱させている

英国栄養財団British Nutrition Foundation (BNF)
Mixed messages from health and news sources leave UK adults confused about nutrition
https://www.nutrition.org.uk/press-office/pressreleases/1156-mixedmessages.html
BNFの新しい調査で、43%の成人が健康的な食生活について信頼できる情報を見つけるが難しいと答えている。メディアや専門家からの情報やメッセージや助言が変わることが混乱の最大の原因である。
この調査はBNF健康的な食事週間の一環として行われたもので、全国の約500人の成人を対象にした。栄養情報の入手源として最も良く報告されたのはソーシャルメディアで37%、NHSのウェブサイトは30%だった

  • 女性が毒を入れた食品でパーティーの客を殺した、なぜなら彼らは彼女の料理を馬鹿にしたから

Woman ‘kills party guests with poisoned food because they ridiculed her cooking’
Monday 25 Jun 2018
https://metro.co.uk/2018/06/25/woman-kills-party-guests-poisoned-food-ridiculed-cooking-7658411/
インドのRaigad地方のPradnya Survaseは6月18日に5人のパーティ参加者を殺した罪で死刑に直面。
警察によるとSurvaseは夫と義理の母と二人の義理の姉妹と義母の姉妹を殺すつもりだった。いつも彼女の容姿と料理についていじめていたので。
当局によるとSurvaseは客に出すレンズ豆のカレーにヘビ毒(snake poison)を入れ、88人が入院し5人が死亡した。新築祝いのパーティーの参加者は約120人。死亡したのは7-13才の子ども4人と53才のGopinath Nakureで、そのうち二人はSurvaseの親戚。
生き残った13才のVilash Thikreyは苦い味がしたのを覚えている。
法医学分析では殺虫剤が検出され家の近くに毒素の痕跡があった
(何を入れたのかわからない)