食品安全情報blog過去記事

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ホップにおけるクロラントラニリプロールの輸入トレランスの設定

Setting of an import tolerance for chlorantraniliprole in hops
First published in the EFSA Journal: 29 June 2018
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5312
DuPont de Nemours社によってフランスの管轄機関に輸入トレランスを設定するための申請が提出された。現在、暫定的なMRLとして10 mg/kgが設定されているが、米国で認可されている用法を支持するかたちで40 mg/kgとする案を導出するのに十分なデータが提出された。ホップ中のクロラントラニリプロールの残留物を管理することができる適切で実用的な分析法が利用可能であり、その検証された定量限界(LOQ)は0.01 mg/kgである。EFSAは、報告されている農法に従ってクロラントラニリプロールが既存の認可された用途で使用されている限りにおいては、生じる残留物を消費者が長期摂取しても、健康上のリスクを生じる可能性は低いと結論付けた。規制目的のリスク評価で用いるのに適した信頼できるエンドポイントが提示されている。