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FDAはその支援を農産物安全活動の実施を進める州に拡げる

FDA expands its support for states to advance implementation of produce safety activities
July 12, 2018
https://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm613302.htm
FDAは、ハワイ州ケンタッキー州およびミシシッピ州と、FDAの食品安全近代化法(FSMA)の農産物安全規則の実施に向けた活動の支援に関し、提携契約プログラム(CAP)に基づき、新規の提携契約を結んだ。他の43州についても契約を更新した。農産物安全規則は、ヒト向けの果物や野菜の安全な栽培、収穫、包装および保管について、科学的根拠に基づく最小限の基準を設定するものである。
農産物安全規則の遵守期限は、大規模農家については2018年1月である(発芽野菜生産および農業用水要件を除く)。農産物安全規則に基づく検査は、2019年から始められる。それに備えてできるだけ多くの州がCAPに参加することが重要である。検査は州の提携組織によって実施されることが予想され、将来的に各州は、CAPによって得られる資金の多くを農産物検査の実施に充当することになるからである。
提携契約の受益者はまた、供給される資金を、職員の採用、農村支援計画創出のために必要な教育の検討ならびに教育制度の実現、安全な農産物生産者教育の実施、および「農場側の準備状況把握」(OFRRs)に用いることができる。
CAPは2016年3月に始められ、9月までに42州と契約を結び、2017年7月には43州となったことが報告された。そして現在46州と提携契約が結ばれており、2018年7月12日付で3,250万米ドルの資金供給が発表された。