食品安全情報blog過去記事

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査察報告

Sweden―National Audit System―2017-6029
13/07/2018
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_inspection_ref=2017-6029
管轄機関の国内監査制度の評価のために、2017年11月13〜17日に実施した査察の報告書。
国内監査を受ける管轄機関としてピックアップしたのは、スウェーデン食糧庁、スウェーデン農業局、地方行政局、地方自治体である。
管轄機関を監査する団体は、スウェーデン食糧庁(NFA)の評価部、スウェーデン農業局(SBA)の国内監査部(IAU)、SBAの動物管理部(ACU)、地方行政局であったが、これらはほぼ監査団体としての要件を満たしていた。
SBAの動物管理部による監査は、動物衛生、飼料、および動物副産物の公的管理についての監査が認められず、監査の独立性は完全ではなかった。
植物保護製品の使用や市販に係る公的管理、および地方による動物衛生、飼料ならびに動物副産物の公的管理は、監査の対象から外れていた。NFAの評価部の監査は、SBAの各部の監査よりも高水準の保証を提供していたが、SBAの2つの部は、監査計画で協調していなかった。
SBAのIAUは、毎年自らの能力評価を実施し、国内監査基準(IPPF)に従って5年ごとに外部検証監査を受け、監査の独立性が高いレベルにある。NFAの評価部およびSBAのACUは監査に関する外部的な保証を欠いているが、北欧諸国間で第II次独立監査協力計画が進められており、こうした要件を満たす恒久的な合意の基礎が形作られようとしている。
監査結果は信頼性が高く、公的管理の質と一貫性の改善に役立てられている。

  • ドミニカ共和国共和国で運営されている公認管理団体によって適用されている有機生産基準および管理対策

Organic production standards and control measures applied by a recognised Control Body operating in the Dominican Republic
16/07/2018
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_inspection_ref=2018-6392
2018年1月24日〜2月1日に実施された査察の報告書。
公認管理団体による検査は概ね有効であり、輸出関連の制度は全般的にEUの規則に適合している。
しかしその有効性は、全ての事業者が有機生産基準を遵守しているわけではなく、高リスクの事業者に対して必ずしもサンプリングや追加検査訪問が行われていないため、低減している。
また、事業者による化学物質の使用を管理団体が調査することなく、製品が有機生産品として市販されている。こうした欠点などについて、本報告書で助言を行っている。