食品安全情報blog過去記事

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3回目のEFSAの外部評価−進歩した点と改善のための助言

Third external evaluation of EFSA – progress made, recommendations for improvement
23 August 2018
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/180823
EFSAはその活動に関する3回目の外部評価の結果を公表した。対象年度は2011〜16年であり、前回助言を受けた点についての改善の進捗状況が審査され、更なる改善が望まれる分野が指摘された。報告書に記された所見に基づいて、EFSAの運営委員会は10月の会合で一連の助言について承認する予定である。
外部評価は6年ごとに実施され、外部契約者による独立したものであり、その多岐にわたる科学的業務、通知・広報業務、提携業務といったEFSAの活動を、有効性、他のリスク評価者との相補性、EUへの付加価値の観点から評価する。
この評価は2002年に制定された規則の一環であり、これに基づいてEFSAは、農業-食品チェーンに関連するリスクに関して科学的な助言を担う独立したEUの機関として創設された。
この評価報告書の結論は、収集されたデータ、綿密な事例調査、利害関係者とのインタビューおよびオンライン調査のレビューの結果に基づいている。
報告書に記載されていないが進展が見られた分野の中では、評価者は、EFSAの利害関係者との新しい提携機構、データ利用分野での先進的役割、および強化された独立性ポリシーを歓迎している。EFSAの加盟国当局や他のリスク評価者との国際的レベルでの協働も歓迎されている。
改善のための助言は、EFSAの資源の優先順位決定機構に関するもの、専門家の雇用制度の経済的実行可能性に関するもの、およびその通知・広報情報を様々な聞き手のニーズにより適合したものにすることに関するものである。