食品安全情報blog過去記事

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意見等

  • 有効成分β-シフルトリンの農薬リスク評価についてのピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance beta-cyfluthrin
EFSA Journal 2018;16(9):5405 14 September 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5405
β-シフルトリンをビート、小麦、および温室栽培トマトの殺虫剤として代表的な用法で使用した場合の評価に基づき、結論の導出を行った。規制目的のリスク評価に適切な信頼性の高いエンドポイントが示されている。しかし哺乳類における毒性や非食事暴露の分野においてデータ不足が認められ、規制の枠組みの中で必要とされる情報が欠落していることから、安全上の懸念が指摘され、消費者リスク評価を完了することができない。

  • 有効成分炭酸水素ナトリウムの農薬リスク評価についてのピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance sodium hydrogen carbonate
EFSA Journal 2018;16(9):5407 14 September 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5407
炭酸水素ナトリウムをブドウの防カビ剤として代表的な用法で使用した場合の評価に基づき、結論の導出を行った。規制目的のリスク評価に適切な信頼性の高いエンドポイントが示されている。データ不足は認められない。規則(EC) No 396/2005の附属書IVのリストに収載することが提案される。
EFSA News (European Food Safety Authority: 欧州食品安全機関)

  • 食品の化学物質汚染実態データ: 利害関係者の参加登録を待望

Food chemical occurrence data: nominations open for stakeholder group
12 September 2018
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/180912
EFSAは、食品の化学物質汚染実態データに関する利害関係者による検討グループにメンバーとして参加登録することを呼びかけている。
利害関係者、加盟国、EUおよび国際専門機関のネットワークは、EFSAが行う科学的評価に必要なデータを収集する上で重要である。「食品の化学物質汚染実態データに関する利害関係者による検討グループ」は2013年に設立され、これによりEFSAは利害関係者の専門知識や食品中の化学物質に関するデータをフルに活用することができる。
このグループのメンバーとして選ばれ、登録された利害関係者は、少なくとも1年に1度会合を開き、食品添加物、汚染物質および食品酵素に関するデータの提供に関わる実際的な側面および難題について、情報交換を行い検討する。
このグループのしくみについては、以下のウェブサイトに詳述されている。
http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/engage/stakeholders/180912-framework-interaction-DG-food-chemical-occurrence-data.pdf
参加呼びかけの詳細については以下のウェブサイトを参照のこと。
http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/engage/stakeholders/180912-call-stakeholder-organisations-DG-FCOD.pdf
利害関係者の参加表明は2018年10月1日まで受け付けられる。

  • 有効成分アザジラクチン(インドセンダン抽出物)の農薬リスク評価についてのピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance azadirachtin (Margosa extract)
EFSA Journal 2018;16(9):5234 14 September 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5234
アザジラクチンを温室観葉植物のダニ駆除剤として新たに加えられた代表的な用法で使用した場合の評価に基づき、結論の導出を行った。ジャガイモの殺虫剤としての認可についても、代表的な使用法を評価し、科学的意見を示した。規制目的のリスク評価に適切な信頼性の高いエンドポイントが示されている。しかしインドセンダン抽出物によって植物に生じる残留物の性質が判っておらず、ジャガイモに使用した場合の消費者リスク評価が完了していないなど、規制の枠組みの中で必要とされる情報が欠落しており、そのために安全上の懸念が指摘された。