食品安全情報blog過去記事

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意見等

  • スルホキサフロルの農薬リスク評価に関しての加盟国、申請者およびEFSAによる補完データを踏まえた協議の結果

Outcome of the consultation with Member States, the applicant and EFSA on the pesticide risk assessment for sulfoxaflor in light of confirmatory data
First published in EFSA Supporting Publications: 20 September 2018
http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1474
EFSAは、認可後に提出要請された補完データを踏まえて有効成分のリスク評価に関する科学的な補助的意見を提示した。これを受けて、加盟国、申請者およびEFSAで行われた協議(意見募集)期間に、スルホキサフロルのリスク評価に使われた補完データに関し、具体的な指摘が挙げられ、EFSAはそれについて科学的見解を提示した。この報告書では、協議の過程の概要が示され、また、受け取った個々の指摘事項に関するEFSAの科学的見解と結論が収載されている。

  • ジャガイモにおけるクロチアニジンの最大残留基準値の改定

Modification of the existing maximum residue level for clothianidin in potatoes
First published in the EFSA Journal: 20 September 2018
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5413
カナダから輸入されるジャガイモに使用が認められている有効成分クロチアニジンの最大残留基準値(MRL)(現行0.03 mg/kg)の改定申請。申請者のBayer CropScience AG社が提出した申請の裏付けとなるデータは、新規MRL案(0.3 mg/kg)を導出するのに十分なものであった。対象農作物中のクロチアニジン残留物の測定実施に適切な分析方法が利用可能となっており、有効な定量限界(LOQ) 0.01 mg/kgである。リスク評価結果に基づき、カナダで行われていると通知された用法でクロチアニジンを使用する限りにおいては、それで生じる残留物を短期的および長期的に摂取しても、消費者の健康にリスクを生じる可能性は低いと結論付けた。