食品安全情報blog過去記事

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意見等

Risk assessment of new sequencing information on genetically modified carnation FLO-40689-6
EFSA Journal 2018;16(9):5424: 21 September 2018
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5424
FLO-40689-6株の観賞用切り花については以前、GMOパネルにより、ヒトの健康や環境に有害影響を及ぼすことは無いと結論付けられている。その後、新しい核酸配列データと生物情報学的データが出されたため、2017年10月27日にGMOパネルは、それらの分析を行い、以前の結論がなお有効であるかどうかを示すよう求められた。新しい配列では、ヌクレオチドが1ヵ所除外されている。この除外は、以前の評価をうけた植物体にも当てはまっている。新しい配列について生物情報学的分析を実施したところ、安全性の問題は浮かび上がらなかった。したがって、EFSAは、前回のリスク評価は今でも有効であると結論付けた。

  • 遺伝子組換え大豆BPS‐CV127‐9株について新たに決定された拡散配列情報についてのリスク評価

Risk assessment of new sequencing information for genetically modified soybean BPS‐CV127‐9
EFSA Journal 2018;16(9):5425: 21 September 2018
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5425
大豆BPS‐CV127‐9株については、以前の評価において、ヒトや動物の健康および環境上安全で栄養価があることが示されいている。その後、新しい核酸配列データと生物情報学的データが出されたため、2018年2月16日にGMOパネルは、それらの分析を行い、以前の結論がなお有効であるかどうかを示すよう求められた。新しい核酸配列データは、過去のものと2ヌクレオチド分異なっている。それらのうち1件については、すでに評価を受けた時点のBPS‐CV127‐9株に存在していたものである。もう1件については、配列決定上のエラーであったのか店突然変異であったのかが区別がつかないものである。新しく決定された核酸配列データと、その新たな配列について実施された生物情報学的分析からは、安全上の懸念は生じない。したがって、EFSAは、前回のリスク評価は今でも有効であると結論付けた。