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アルコール中毒 マレーシア:メタノール

Alcohol poisoning - Malaysia: methanol
2018-09-22
http://www.promedmail.org/post/6045822
マレーシアで密造酒により少なくとも21人が死亡、十数人が中毒症状
At least 21 dead, dozens ill in Malaysia from bootleg liquor
REUTERS WORLD NEWS SEPTEMBER 19, 2018
https://www.reuters.com/article/us-malaysia-alcohol/at-least-21-dead-dozens-ill-in-malaysia-from-bootleg-liquor-idUSKCN1LZ1K8?
クアラルンプル−水曜日の当局の発表−マレーシアの警察は、アルコール中毒の事例を調べている。この事例では、少なくとも21人が死亡し、十数人を超える人々が入院しており、多くはアジア諸国の市民ということである。
安価な自家製酒は、イスラム教が主流でアルコールに高い税金を課しているマレーシアにおいては、貧しい出稼ぎ労働者の間で人気となっている。
保健省のDzulkefly Ahmad氏は、行政首都のプロラジャヤにおける記者会見などで以下のように述べている。「首都クアラルンプルとその周辺のセランゴール州で、57症例のメタノール中毒が報告された。さらに多くの患者が処置を受けており、症例数は増えると思われる。
メタノールは偽造酒を作るときに使われるアルコール化合物で、少量では無害であるが、高濃度では致死的影響をもたらす。
5人のマレーシア人が中毒を発症した人々に含まれ、残りはバングラデシュインドネシアミャンマーおよびネパール人である。
所轄機関は何種類かのアルコール飲料を検査し、いくつかの試料から認可されている溶離も多くの分量でメタノールが検出された。
メタノール酒はバッチで入ってくるので非常に懸念される。人々は安価で混ぜ物の強い酒を飲んでいる。」
セランゴール州警察庁長官Mazlan Mansorは、以下のように述べている。「警察は12ヵ所を家宅捜査して7人を逮捕した。家宅捜査では、メタノールが混ぜられた飲料を確認し、被害拡大を阻止するために3,000本近くの瓶や缶のウィスキーやビールを押収した。」
警察は死亡事例を、10年以下懲役、罰金またはそれらの両方が科される過失殺人として調べている。
やはりイスラム教が主流の隣国インドネシアでは、4月に自家製アルコール飲料を飲んで50人以上が死亡している。それらのアルコール飲料では、蚊忌避剤が汚染成分として含まれていた。