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[NHS] コーヒーを飲むことは酒さの罹患率低下に関連がある

Coffee drinking linked to reduced rates of rosacea
Thursday October 18 2018
https://www.nhs.uk/news/food-and-diet/coffee-drinking-linked-reduced-rates-rosacea/
「1日に少なくとも4杯飲むと20%酒さのリスクを削減するだろう」とMail Onlineは報道する。
酒さはよくあるが、ほとんど理解されていない、一般的には顔の皮膚の紅潮及び炎症を引き起こす炎症性皮膚疾患である。この疾患は再発を特徴としており、症状が消えるまで数週間の厄介なものとなりうる。正確な原因は知られてないが、直射日光、温度、辛い食べ物、アルコール及び温かいカフェイン入りの飲み物を含む様々なものが疾患の引き金として示されてきた。
この研究では、研究者は現在進行中の米国のナースヘルス研究のデータを使用した。コーヒーを定期的に飲むと報告した女性は、コーヒーをめったに飲まない人に比べて、酒さと診断される可能性が低いとわかった。リスクの最も大幅な低下は、1日に4杯またはそれ以上飲む女性で見られ、酒さのリスクが23%低下した。例えばお茶やソーダ及びチョコレートのようなカフェインを含む他のものは、酒さのリスクに関連がなかった。これはコーヒーと比べると少量のカフェインしか含まれていないためだろう。
このサイトを含め多くの健康団体やウェブサイトは疾患の引き金となる可能性としてコーヒーを控えることを勧めているため、これらの結果は驚くべきものだ。これらの結果が今後の研究において再現されるならば、酒さのリスクを低下させるためにコーヒーを控える助言は再考される必要があるかもしれない。