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テレビやインターネットの広告は子供にジャンクフード習慣を与えるか?

Does TV and internet advertising feed children's junk food habits
Wednesday October 17 2018
https://www.nhs.uk/news/pregnancy-and-child/does-tv-and-internet-advertising-feed-childrens-junk-food-habits/
「オンラインで過ごす時間が長いほど子供はジャンクフードを買う機会が5分の1増加する」とDaily Telegraphは報道する。
英国のキャンサーリサーチUKの約2500人の子供の調査では、1日30分以上インターネットを使用したり、民放テレビを見たりする子供はよりジャンクフード(脂肪、塩分及び糖分の多い食品)を求めたり、買ったりあるいは食べたりする傾向が強いと観察した。
子供のジャンクフードの消費及び広告のこれまでの研究は、主にテレビを見る習慣を調べてきた。その研究は、放送局規制機関Ofcomによって2008年に作られた、子供のテレビ番組のジャンクフードの広告を規制する一連のガイドラインに組み込まれた。しかし、この研究の著者はストリーミングとオンデマンドメディア及びソーシャルネットワークの時代において、これらのガイドラインは今や更新される必要があるかもしれないと主張する。
研究者は、調査した小学生はインターネットを1週間のうち平均16時間使用することを発見した。子供の使用する5つの最も人気あるウェブサイトのうち4つは、オンライン広告を表示する商用サイトであることがわかった。これは、1週間に平均22時間のテレビ、そのうち12時間は広告を見せる商用チャンネル、を見ることに相当する。
現在は子供の画面を見ている時間に関する英国のガイドラインはない。これらは2019年に予定されている。
カナダのガイドラインでは、子供の画面を見ている時間(テレビ、スマートフォンタブレット及びビデオゲームを含め)は1日に2時間未満に制限すべきだと推奨している。