食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

ニンジンが抗凝固剤の作用を減少させる

Ginseng reduces effects of anti-clotting drug
5-JUL-2004
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2004-07/uocm-gre063004.php
アメリカで最もよく使われているハーブサプリメントの一つであるニンジンが抗凝固
剤ワルファリンの作用を阻害する。ニンジン単独では出血促進性・抗凝固性がある。
ワルファリンの服用者は米国で約300万人。ワルファリンの有効濃度領域は狭いので問
題が大きい。
Annals of Internal Medicineの2004年7月6日号に、シカゴ大学の研究者らが発表。


コメント:どういうわけか朝鮮人参はアメリカでは「何にでも効く」ことになってるらしく、サプリメントととしてたくさん売っています。「東洋の神秘」とか「中国4000年の歴史」とかが好きなヒトが多いようで。日本でも「ヨーロッパで伝統的に使われています」とかいううたい文句に弱いヒトがいますから、同じようなものなんでしょう。漢方薬も意外な処方で使われていたりするので副作用が問題になっています。