食品安全情報blog過去記事

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食品添加物・香料・加工助剤及び食品と接触する物質に関する科学委員会(AFCパネル)の乳幼児用の脂肪割引係数の採用に関する意見

Opinion adopted by the AFC Panel on 5 October 2004
19 November 2004
http://www.efsa.eu.int/science/afc/afc_opinions/699_en.html
食品包装材から溶出する物質の消費者への暴露を推定するための条件として、毎日 1kgの包装された食品に特異的移行限度specific migration limit (SML)の最大値を含む食品を食べると仮定している。20%以上の脂肪を含む食品については一日の摂取量が1kg以下よりはるかに少ないので脂肪(消費)割引係数fat (consumption)reduction factor (FRF)を採用している。これが体重あたりでは大人より脂肪摂取量の多い乳幼児用食品にもあてはめられるかどうかについて議論を行い、体重あたりの脂肪摂取量は大人の3.3g/kg/dayに比較して12か月で4.4 g/kg/day、10才で3.8g/kg/dayと桁違いに多いわけではないことなどから特に特別な係数は必要ないという結論に至った。