食品安全情報blog過去記事

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食品用無機質としての硫酸カルシウムの一般的使用に関するAFCパネルの意見

Opinion of the AFC Panel related to Calcium Sulphate as a mineral substance in foods intended for the general population
23 November 2004
http://www.efsa.eu.int/science/afc/afc_opinions/704_en.html
硫酸カルシウムは食品添加物として認可されており、1990年に食品に関する科学委員会でADIを設定せず、と結論している。2003年12月に栄養強化の目的での硫酸カルシウムの添加について評価し、この目的での使用は安全性に問題はないと結論している。
今回の申請は水及び水をベースにした飲料への使用で、摂取量は一人一日531mg(硫酸 375mg、カルシウム156mg)〜1062mg(硫酸750mg、カルシウム312mg)と推定され、2003年 SCFによるカルシウムのTDI 2500mg/人/日より遙かに下回る。また硫酸の摂取量増加についても有害作用は予想し難い。
従って一般用食品中に硫酸カルシウムを使用することは特に安全性に問題はないと考える。