食品安全情報blog過去記事

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香料キャリアとしての魚ゼラチンに関するNDAパネルの意見

Opinion of the NDA Panel on fish gelatine used as carrier for flavour
21 December 2004
http://www.efsa.eu.int/science/nda/nda_opinions/758_en.html
魚は最も重要なアレルギー誘発性食品で、誘発される症状も重い。主なアレルゲンは魚の筋タンパク質であるパルブアルブミンparvalbuminである。ゼラチンはコラーゲンの変性により作られる。魚の皮から作ったゼラチンは加工食品中最大1000mg/kg含まれる。この利用方法での魚ゼラチンの摂取量は一日10-100mgになると考えられる。魚ゼラチン中のパルブアルブミン含量を測定する適切な方法が必要である。また特異的IgEあるいは皮膚プリックテスト陽性のアレルギー患者での魚ゼラチンの臨床投与試験
が必要である。