食品安全情報blog過去記事

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テフロンとヒト健康

Teflon and human health: Do the charges stick? Assessing the Safety of the Chemical PFOA
March 18, 2005
http://www.acsh.org/docLib/20050318_teflon2005.pdf
ACSHによるPFOAの安全性評価に関する簡単な解説文書(PDF 16ページ)。
テフロン製造の際に使用されるパーフルオロオクタン酸(PFOA)のヒト健康影響についての懸念が一般にひろがっている。EPAは2005年1月にPFOAの評価案を発表した。
2004年にメディアが、EPAがデュポン社に情報を適切に報告しなかったとして批判したためにPFOAの問題を大々的に報じた。一部メディアがPFOAを「テフロンに含まれる化学物質」と間違って伝えているが、PFOAはテフロンコートされた製品中には存在しない。PFOAは製造段階のみで使用されるものである。
PFOAのヒト健康影響への関心は最近のものであるが、そのデータは20年以上にわたって集積されており、リスク評価に使われた。高濃度のPFOAは動物実験で有害作用を示すが、一般の人々で暴露される濃度は数千分の一であり、職業暴露された人々でも動物で見られたような影響は出ていない。