食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

一般の認識とは反対に、食品の残留農薬データはこれまで最低

NEW DATA ON PESTICIDES IN FOOD SHOWS LEVELS AMONG LOWEST EVER, CONTRARY TO
PUBLIC PERCEPTION
May 30, 2005
http://www.croplife.ca/english/mediaroom/newsreleases/20050530release.html
果物や野菜の残留農薬が心配な人には良い知らせがある。政府の調査結果を解析したところ、カナダで販売されている食品中の残留農薬レベルはここ数年で最も低く、多くの食品には検出されていない。CFIAの集めたデータからは、新鮮果物・野菜その他食品の99%以上はヘルスカナダの基準値以内で、生鮮食品の80%からは残留農薬は全く検出されない。加工食品については90%以上から検出されない。
しかしこれらの数値にもかかわらず、一般の食品中残留農薬に関する認識は全く異なる。カナダ人女性(家庭で食品や栄養に関する主な決定を行う人)を対象にした最近の調査では、81%が果物や野菜の農薬について心配しており、77%が農業に使われる農薬が消費者の健康に悪いと信じている。
「一般の認識と事実の間には大きな断絶があり、人々が心配する必要のないことを心配しているのは不幸なことである。人々はこのデータを見て、農薬の心配をする代わりに、健康のためにバラエティーに富んだ野菜や果物を毎日摂ることを心がけた方がいい」とCropLife Canada.のPeter MacLeodは語る。


パワーポイントのプレゼン資料
http://www.croplife.ca/english/pdf/newsreleases/CFIA%20charts.ppt
食品中残留農薬検出率・1997年から7年間の検査結果のまとめ・世界各国で食品に使っているお金の統計資料など
わかりやすくコンパクトにまとまっている