食品安全情報blog過去記事

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遺伝毒性かつ発がん性物質のリスクアセスメントについての協調アプローチ

Harmonised approach for the risk assessment of compounds which are both genotoxic and carcinogenic
Opinion No. 028/2005 of 18 May 2005 on EFSA’s Draft Opinion of 7 April 2005
http://www.bfr.bund.de/cm/208/harmonised_approach_for_the_risk_assessment_of_compounds_which_are_both_genotoxic_and_carcinogenic.pdf
EFSAの科学委員会が提案した暴露マージンアプローチについて、BfRは受け入れることができるという意見である。比較するポイントとしては、可能であればT25よりはベンチマーク用量の方が望ましいと考える。
科学委員会はMOEとして10,000以上なら健康リスクが低いという見方を提案しているが、許容レベルは社会が評価するものでリスク管理者の責任で議論されるべきだと考える。
またBfRは摂取量評価については全集団ではなく消費している人のみで行うことを提案する。多く摂取される一般的食品とあまり一般的でない食品の摂取量評価は別の方法で行ったほうがいい。